【ゲーム株概況(8/31)】スクエニとの共同タイトル発表のAimingが一時S高 新株予約権発行による希薄化懸念でオルトプラスがS安

8月31日の東京株式市場では、日経平均株価は9日ぶりに小反落し、前日比4.35円安の2万2865.15円で取引を終えた。米国のトランプ大統領が2000億ドル分の中国製品に対する追加関税を発動すると伝えられたことで、米中貿易摩擦への懸念が市場に広がる格好となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、Aiming<3911>が一時ストップ高となる527円まで買われるなど大きく動意づいた。Aimingは、前日8月30日にスクウェア・エニックスが同社との共同プロジェクトとなるスマホ向けRPG『ゲシュタルト・オーディン』を発表(関連記事)したことが市場から材料視された。

また、そのもう一方の当事者となるスクウェア・エニックスHDも大幅高した。スクエニHDは、この新作発表に加え、中国のテンセントグループと戦略的提携を実施すると発表(関連記事)したことも好感され、終値ベースで5000円台を回復した。

ほか、サイバーエージェント<4751>や日本ファルコム<3723>なども買われた。

半面、前日8月30日にマッコーリーとSBI証券を割当先とする新株予約権を発行すると発表(関連記事)したオルトプラス<3672>が朝方からストップ安売り気配に張り付いた。希薄化率24.3%という大型の資金調達となっており、市場からネガティブサプライズとして受け止められているようだ。

そのほか、モブキャストHD<3664>とアエリア<3758>の下げがきつく、アクセルマーク<3624>やドリコム<3793>も売られた。

前日8月30日にスマホ版『ラングリッサー』の日本および台湾・香港・マカオでの配信が発表(関連記事)されたエクストリーム<6033>は前日まで2日間で2000円超の上昇を演じていたこともあり、利益確定の売り物に押された。


■関連銘柄
株式会社オルトプラス
http://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
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