大和証券CM、GMOインターネットのゲーム関連事業に注目と指摘

大和証券キャピタル・マーケッツは、8月4日付のGMOインターネット<9449>のレポートで、新gTLDとともに、「アプリやろうぜ」や「Gゲー」などゲーム関連事業の展開が期待される、と指摘している。 まず、ソーシャルゲーム支援事業「アプリやろうぜ by GMO」については、「ガドランマスター by GMO」や「伝説のまもりびと by GMO」が好調で、月次売上が2月に1億円超、4月には2億円超になったとのこと。損益面では5月には5000万円の営業黒字になったとみているという。大和証券CMでは、2011年12月期は4億5000万円程度の営業利益になると予想している。 スマートフォン向けゲームプラットフォーム「Gゲー」は、2012年12月期から収益に貢献するとの見方を示した。ゲーム開発者にミドルウェア「VIVID Runtime SDK」を無償提供し、不正コピー防止など独自機能があるなど、開発者にとって魅力的なマーケットになっているという。セガ「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」や、バンダイナムコ「塊魂モバイル」などの有名タイトルも揃いつつあり、今後、ユーザー数や売上が伸びていくとみているとのこと。 ソーシャル・スマートフォン関連事業の収益貢献については、2012年12月期は売上高23億円・営業利益5億円で、2013年12月期は売上高27億円・営業利益8億円で推移すると予想している。2011年12月期は、「Gゲー」や「くまぽん」の先行投資のため、売上高17億円・営業損失17億円程度になると想定している。 なお、大和証券CMでは、レンタルサーバやドメイン取得などWEBインフラ関連全般のサービスを提供できる唯一無二の企業であり、グループシナジーを生かした事業展開を高く評価。今後、半年程度の目標株価については398円とし、レーティングは「アウトパフォーム(2)」でカバレッジを開始した。