Wright Flyer Live Entertainment、バーチャルユーチューバーとの資本業務提携契約を締結 VTuberの「ゲーム部プロジェクト」「道明寺ここあ」をプロデュース
グリー<3632>子会社のWright Flyer Live Entertainment(以下、WFLE)は、10月30日、VTuberの「ゲーム部プロジェクト」(以下、「ゲーム部」)ならびに「道明寺ここあ」をプロデュース・運営するバーチャルユーチューバー社との資本業務提携契約を締結したことを発表した。なお、WFLEはバーチャルユーチューバー社との提携において、中国のBilibili(以下、bilibili)と協業に向けて取り組んでいく。
WFLEは、2018年8月より「ゲーム部」のIP展開をライセンシーとして支援しており、資本業務提携により今後はパートナー企業としてVTuber事業連携をさらに深め、WFLEが出資するVTuber専用音楽レーベル「RK Music」から「道明寺ここあ」への楽曲提供や配信などに向けたプロジェクトを進めている。また、bilibiliの持つサービスやネットワークを活用した日中双方での動画配信やイベント出演、グッズ化やローカライズ業務のサポートなどを行い、ゲーム部や道明寺ここあのグローバル展開も支援していくとのこと。
日本国内で盛り上がりを見せ始めているVTuber市場では、WFLEが提供する「REALITY Avatar」などスマートフォン1台でVTuberになれるサービスが提供され始め、多くのVTuberが「なりたい自分」をアバターを通して発信しており、VTuberは日本発のコンテンツ産業として大きな盛り上がりを見せている。VTuberの注目度は海外でも格段に上がっており、海外大手メディアで特集記事が組まれることも増えているという。人気VTuberの動画のコメント欄に多様な言語が並ぶことも。さらに、視聴者だけでなく、VTuber自体も東アジア圏、東南アジア圏、北米圏、ヨーロッパ圏など、世界各地で誕生している。
バーチャルユーチューバー社プロデュースのVTuber「ゲーム部」は、本格的なゲーム実況動画を中心に、4人の部員同士の掛け合いも楽しめるなど、高い企画力とクリエイティブ力で多くのファンから支持されている。「道明寺ここあ」は、聴く人を惹きつけてやまない圧倒的な歌唱力で多くのファンを獲得しており、音楽ライブなどをはじめとする音楽アーティスト活動展開が期待されている。
■bilibiliとの日中双方での協業
WFLEとbilibiliは日本、中国において、VTuber事業についての協業に向け積極的に取り組み、その第一弾としてバーチャルユーチューバー社とのプロジェクトを進めていく。中国では既に多くのVTuberファンが存在し、VTuberプロダクションも続々と生まれており、bilibiliはその中の数社に対し投資ならびに支援を行い、運営する動画共有サービスにVTuberのチャンネルを開設したり配信サポート体制を整えたりするなど、クオリティの高いVTuberをプロデュースし中国国内のユーザーに届けていくことに注力している。WFLEは、中国の若者文化発信地のフロントランナーであり非常に多くのユーザーを抱えているbilibiliとの共同投資を通じて、中国におけるより一層のVTuberファン増加を実現できると考えているという。WFLEとbilibiliによる今後の展開として、WFLEが運営するVTuber専用ライブ配信プラットフォーム「REALITY」ならびにbilibiliが運営するプラットフォームでの日中同時配信等を実施していく予定。
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会社情報
- 会社名
- REALITY
- 代表者
- 代表取締役社長 荒木 英士