カヤック、仮想空間プラットフォーム『VR SPARC』を発表 VTuberや音声通話に対応…ライブや展示会の実施も視野に


カヤック<3904>は、11月2日、多人数がリアルタイムに参加しコミュニケーションできる現実を超えた 3D の仮想空間プラットフォーム『VR SPARC』を発表した。

『VR SPARC』は、現在、急増するVTuberや音声通話にも対応し、同社が培ってきた VR(仮想現実)・AR(拡張現実)の表現技術を活かすことによって現実世界では難しい演出を可能とし、かつてない体験を視聴者に提供するという。同社は、全てのエンターテインメントを拡張する空間(プラットフォーム)としている。

また、配信者と視聴者間のインタラクション(双方向対話)だけではなく、コミュニケーションの表現技術に重点をおくことによって、参加する視聴者同士がストレスを感じることなく「仮想空間プラットフォーム、VR SPARC」で展開されるコミュニティを形成することを可能としている。

将来的に、従来のライブイベントや展示会などのエンターテインメントに『VR SPARC』を用いることで、地理的制約を超えて世界中の人々にコンテンツをとどける事業にチャレンジする。

今年度末には「VR SPARC」を活用した大型イベント開催も行う。イベントはVR・AR 技術を活かしたコンテンツの企画・制作で実績をもつ同社のクリエイティブ・ディレクター天野清之氏(あまのきよゆき)をプロデューサーとし、最先端の映像体験を提供するとのこと。ユーザは、ヘッドマウントディスプレイを用いた完全没入型の VR 体験や、パブリックビューイング等2D映像による参加も可能となる。

■クリエイティブ・ディレクター天野清之(あまのきよゆき)

「現実を超える没入感」を目指して、カヤック・クライアントワーク事業部で VR 技術、体験型展示技術を用いた コンテンツの企画・開発を手がける。ソニーインタラクティブ・エンターテイメントと協力し傷物語 VRの企画・開発。今年9月、日経イノベーション・ラボとカヤックが「ピエール・ボナール展」における新しい絵画展示として共同開発した「画家が見ていた世界を仮想現実(VR)で再現する技術『Art Immersion Technology(AIT)』」企画・演出等を担当した。
 



■関連サイト
 

VR SPARC

株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
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