サン電子、「AceReal One」の一般受注を開始 価格は55万5千円(税抜き)


サン電子<6736>は、2月4日に、自社開発したARスマートグラス「AceReal One」の一般受注を開始を発表した。「AceReal One」は、産業用途、屋内外のフィールド作業で使用可能なMade in Japanのウェアラブルデバイスとなる。
 
近年、国内製造現場では、ニーズの多様化による「高効率な個別大量生産」、人口の減少や熟練作業者の定年による「製品品質の維持」「工場スタッフ育成」などの課題を解決する仕組みが求められている。こうした背景のもと、経験の浅い現場作業者の業務を効率的かつ効果的にサポートしながら育成するニーズに応えるため、日本の製造現場の抱える課題をAR技術により改善を実現するARスマートグラスを発売するという。
 
【主な特徴】
 
1、防塵・防滴(IP54準拠)規格対応
  屋外作業のフィールド業務や粉じんの舞う工場現場など様々な現場コンディションで利用可能
 
2、産業用ヘルメットに装着対応
  幅広いヘルメットに対応。建設現場や製造工場などのヘルメット着用義務のある現場での利用を実現
 
3、外気温40℃の環境でも動作可能
  工場設備内や夏の高温環境などの過酷な環境でもご利用可能
 
4、視界を遮らない設計と鮮明なクリアレンズ
  作業者の安全や作業視野を確保するためにクリアレンズを採用。装着時の作業性に寄与
 
5、Made in Japanだからこその安心感
  サポートサイトにて、日本語のマニュアル、日本人によるサポート体制を整

【 すぐに使用できるアプリを用意 】
AceReal には、ご購入後すぐにご利用いただける複数のアプリケーションを用意しています。現場作業完了時のエビデンスやQRコードを利用した機器マニュアルや手順書の表示に活用できる。

※1. Windows Proでのみ利用可能。
※2. ファイヤーウォールの設定によっては利用できない場合も。
※3. RDP(Remote Desktop Protocol)を利用する。
※4. AceReal OneとPC間の通信は、microUSBケーブルで接続する。

【 手にしたその日から現場利用できる業務アプリケーション 】
AceRealをご購入いただくと現場ですぐに使用できるクラウド型 業務支援アプリケーション「AceReal Apps」が利用可能となる。AceReal Appsは、「スキルを持った作業者の不足」「作業品質のばらつき」「技術継承が進まない」といった現場で起きている様々な問題を解消するための「AceReal One」に最適化された業務支援ソリューション。


クラウド型 業務支援アプリケーション「AceReal Apps」の紹介動画
 

【 自社製品との連携やオリジナルのアプリが開発できるSDKを提供 】
「AceReal SDK」には、ARエンジン、音声認識エンジン、通信エンジンなどの機能が搭載され、お客様による「AceReal One」向けアプリケーションの開発・構築をサポートする。高速に識別できるよう最適化されたマーカー型ARによるスピードが求められるピッキング等の作業現場や数百万のマーカーを識別可能な特性を利用した部品点数の多い組み立て作業をサポートする教育ソリューションの開発、既存システムや他のソリューションと連携するような新たな価値の創出がSDKを利用した開発によって実現できる。

<機能一覧>

画像認識AR(マーカータイプ)
音声認識(※1)
ボイスチャット・ビデオチャット(通信エンジン ※2)
QRコードリーダ(※3)
WebView
その他機能
※1. 音声認識に「株式会社アニモ」が提供する音声エンジンを搭載している。
※2. 通信ミドルウェアに「モノビットエンジン株式会社」が提供する通信エンジンを搭載している。
※3. QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標となる。

【 AceReal Oneの搭載機能 】
 







 
サン電子株式会社
http://www.sun-denshi.co.jp/

会社情報

会社名
サン電子株式会社
設立
1971年4月
代表者
代表取締役社長 内海 龍輔
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
6736
企業データを見る