Aiming、10-12月期は黒字転換を計画も下振れ、3.6億円の営業赤字に 新規・既存タイトルの売上が想定下回る

Aiming<3911>は、第4四半期(2018年10~12月)の連結業績について計画から下振れとなったようだ。昨年10月時点の予想では、売上高22億6800万円、営業利益7100万円、経常利益6400万円、最終利益6200万円としていたものの、フタを開けていると、売上高17億9500万円、営業損益3億6600万円の赤字、経常損益3億6700万円の赤字、最終損益3億9500万円の赤字で着地した。

 


業績の下振れについて、新規タイトルのリリースやサービス中タイトルの周年イベントによる増収を狙っていたものの、新規・既存タイトルともに売上高が想定を下回ったと説明した。

まず、『ゲシュタルト・オーディン』は、計画通りにプロモーション費用を投下したものの、競争が激化する市況の影響により新規ユーザーの獲得が伸び悩み、アクティブユーザー数が想定に達しなかったという。

『剣と魔法のログレス いにしえの女神』は、例年ユーザーが12月に開催される周年イベントを迎えるにあたり、直前月の10 月~11月にかけて課金を控える傾向があるため、今回、その対応策として事前に新ジョブを追加するなどの施策を行った。アクティブユーザー数は堅調に推移したものの、課金ニーズを喚起するには至らなかった。

また、『CARAVAN STORIES』については、サービス後初めてとなる1周年イベントによりアクティブユーザー数は増加し、また顧客単価は計画通りだったものの、アクティブユーザーに対して幅広い課金ニーズを喚起するには至らず課金率が想定に達しなかったとのこと。

 
▲10月の時点では黒字転換の見通しとしていた。