CyberZは、海外プロモーションに特化したクリエイティブ組織「グローバルクリエイティブ本部」を11月に新設し、台湾の世新大学と産学連携を開始した。
「グローバルクリエイティブ本部」は、日本の本社を含むサンフランシスコ、韓国、台湾などの現地拠点において、最適なクリエイティブの制作および効率的な運用を目的に、現地法人との業務提携や新しいクリエイティブツールの開発を行っている。
近年、海外インターネット広告市場の成長に伴い、企業における海外広告の活用が広がっており 国ごとに合わせたクリエイティブと高品質な海外広告制作の需要が高まっている。このような背景のもと、「グローバルクリエイティブ本部」では世新大学の大学院生とともに、台湾の文化研究や台湾向けスマートフォン広告におけるトレンドの分析・共同研究を開始した。本研究により、台湾および中華圏におけるプロモーション提案の幅を拡大し、より質の高い広告クリエイティブの制作と、地域に特化したプロダクト開発の変革を目指していく。
同社は創業以来、スマートフォン広告事業の発展に従事しているが、各国の文化やトレンドに合わせたクオリティの高い海外広告の制作ならびにナレッジ構築から検証までを行い、クリエイティブ分野で大学・機関と産学連携し研究を進めている。今後も海外展開を考える企業へのプロモーション提案や効果向上への寄与を目指すとともに、さらなる広告効果の最適化に努めていく方針だ。
▲左：CyberZ グローバルクリエイティブ本部・管轄担当役員／市川陽、右：世新大学 産学協同局 ・教授（ディレクター）／許碧芳
▼世新大学について
世新大学は、1997年にジャーナリストの専門学校として設立された、台北市に本部を置く台湾の私立総合大学。現在は4学部、19学科、23大学院を構え、約1万2000人の学生が在籍しており、台湾では「メディア」分野において知名度が高く、メディア産業合作や産業発展の寄与に注力している。また、「メディア産業」の競争力を高めるため、台湾大企業と政府部門と協働し、データ分析など研究を行っている。2018年には、企業が選ぶ「入社してほしい出身大学院ランキング」で一位に選ばれるなど、就職に向けた実習訓練にも注力している大学。
