ギークス<7060>は、5月14日、上場後初の決算発表となる2019年3月期の連結決算を発表するとともに、東京都内で決算説明会を開催した。決算説明会では、同社の曽根原社長(写真)がまずは説明を一通り行い、その後に質疑応答が行われた。今回はその中から同社の主力事業の1つであるIT人材事業について取り上げたい。
同社のIT人材事業は、比較的高いスキルを持つITフリーランスの人材とIT人材不足に悩む企業のマッチングを行うというもの。同社の売上は顧客企業からの業務委託総額となる業務委託取扱高からITフリーランスへの業務委託費を支払った差分となる。
2019年3月期は契約件数・単価ともに過去最高を更新しており、同社としては今後も引き続き年率15~20%の成長を想定しているという。また、営業利益率50%を確保しつつ、今後に向けた投資も継続していく方針だ。
なお、IPO後は「フリーランス、企業ともに問い合わせが増えている」(曽根原社長)とのことで、比較的新しいマーケットなるITフリーランスの市場で「トップを取るというのが目指しているところ」(同)としていた。
会社情報
- 会社名
- ギークス株式会社
- 設立
- 2007年8月
- 代表者
- 代表取締役CEO 曽根原 稔人
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7060