Gpara.com主催のオンラインゲームランキング・MMO部門の結果が先日、出たようです。一定の時間を空ければ一人で何度も投票できたり、新作タイトルは5000票の下駄を履かせてもらえたり、「FF」や「ラグナロクオンライン」、「Tower of AION」、「ファンタジーアース」といった人気タイトルが参加していなかったりするため、厳密な意味での人気ランキングにはならないとの批判もみられます。
それは確かにそうなのですが、とはいえ、夏のオンラインゲーム業界のイベントとしては「あり」ですし、業界でも毎年恒例のイベントとして定着した感があります。運営者のGpara.comにとっては何度もユーザーがアクセスしてくるため、サイトの価値が上がりますし、この時期、広告販売も良いはず。パブリッシャーにとっては宣伝とユーザー向けイベントの一つになります。ユーザーにとっては、上位に入れば何某かの特典があるわけで。
オンラインゲームランキングの結果は下の表の通りとなりました。「Master of Epic」(運営:ロッソインデックス)が1位。アニメーション化されるなど、有名なタイトルですので、ほぼ順当な結果という印象です。あとは、「英雄島」、「テイルズウィーバー」といったところが上位にはいりました。あと、ガーラの運営する「Rappels」が4位に入りましたね。
今回より、Gparaでは、「投票数」に基づいて算出する人気ランク以外に、「熱狂度」と呼ばれるランクも入れています。熱狂度とは、「イベント実施7日間における1日あたりの平均投票数をもとに、イベント8日目以降の投票数の差分」だそうです。序盤7日の平均投票数よりも上に行けばいいわけですから、出足の遅れたタイトルや上位に入れないタイトルのユーザーにも、サイトにアクセスして投票するモチベーションを与えようということなんでしょう。
ただ、たとえば、「LEGEND of CHUSEN 2 -新世界-」が熱狂度1位に入ったにもかかわらず、人気ランク以外の公約を作っていませんでした。このほか、似たような状況のタイトルが散見されたことを考えると、まだ「熱狂度」は浸透しきっていない印象がありますね。運営会社からパブリッシャーに「熱狂度」に関する公約も入れてほしいという要望があったはずなので、何かの理由があってあえて入れなかったのでしょう。熱狂度の浸透は、Gparaにとって来年実施する際の課題かもですね。