竹中工務店とHEROZ、AI「HEROZ Kishin」を用いた空間制御システム「Archiphilia Engine」を共同開発 6月5日より実証実験を開始

竹中工務店とHEROZ<4382>は、HEROZの提供するAI「HEROZ Kishin」を用いた空間制御システム「Archiphilia Engine(アーキフィリア エンジン)」を共同開発し、竹中工務店が設計施工を行った「EQ House(イーキュー ハウス)」プロジェクトにおいて、6月5日より実証実験を開始したことを発表した。

竹中工務店とHEROZは、今回の成果をもとに、建物設備へのAI適用を進めていく。また、まちづくりに関するソリューションとしての展開を図ることで、社会に貢献することを目指していく。

【「Archiphilia Engine」について】
通常の建物設備システムは、設備管理員が手動で運転条件(スケジュール・空調や照明のONorOFF・室内温湿度など)を設定している。今回開発した「Archiphilia Engine」は、センサーから取得したビッグデータとAIによって、運転条件を自動的に最適化し、省エネルギーや省人化を実現する。さらに、入居者の好みや快適性といったフィードバックデータを継続的に学習し続けることによって、入居者にカスタマイズされた室内環境を自動的に提供できる。

「Archiphilia Engine」は、ビルコミュニケーションシステム(以下、ビルコミ)によって収集・保存されるデータを「HEROZ Kishin」と機能連携させることで構成されている。現在、ビルコミを介した設備制御のみが可能となっているが、BACnetなどを使って、直接的に建物設備システムを制御するような拡張も可能。



【「EQ House」での実証について】
EQ Houseには、入居者や環境情報をリアルタイムに細かく把握するための環境センサー、人感センサー、ウェアラブルセンサーといった多様なIoTセンサーが配置されている。今回の実証では、それらのIoTデータに加え、照明システムや空調システム、I.SEMなどの建物設備システムから得られたデータを、EQ Houseで運用されている演出システムなどに活用するとともに、クラウドに収集し、「Archiphilia Engine」を介して処理することで、学習により高度に設備制御された空間を実現していく。




 
HEROZ株式会社
http://heroz.co.jp/

会社情報

会社名
HEROZ株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役Co-CEO 林 隆弘/代表取締役Co-CEO 髙橋 知裕
決算期
4月
直近業績
売上高48億4100万円、営業利益4億5100万円、経常利益3億6800万円、最終損益:11億3400万円の赤字(2024年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4382
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