ソニー、第1四半期のゲーム事業は2ケタの営業減益…為替の影響と自社タイトルの売上貢献が小さかったことが主な要因

ソニー<6758>は、この日(7月30日)発表の第1四半期(4-6月)の決算で、「プレイステーション4」などゲーム関連事業を展開するゲーム&ネットワークサービス分野が減収減益だったことを明らかにした。売上高は前年同期比3.1%減の4575億円、営業利益が11.6%減の738億円と2ケタの営業減益となった。

減収減益の要因について、為替の影響に加えて、前年同期にあった自社制作ゲームソフトの売上が今期は大きくなかったことを主な理由とした。PS4ハードの増収と収益性の改善、PS Plusをはじめとするネットワークサービスの増収でカバーしきれなかった。

同時に、2020年3月通期の売上高予想を2兆3000億円から2兆2000億円に引き下げた。主に自社制作以外のゲームソフトウェア売上の下方修正と、PS4ハードの販売台数を引き下げたことが主な要因だ。ただ営業利益は2800億円の据え置き。コスト削減とともに、高採算のネットワークサービスの増収でカバーする。

 
ソニーグループ株式会社
https://www.sony.com/ja/

会社情報

会社名
ソニーグループ株式会社
設立
1946年5月
代表者
代表執行役会長CEO 吉田 憲一郎/代表執行役社長COO兼CFO 十時 裕樹
決算期
3月
直近業績
売上高及び金融ビジネス収入13兆207億6800万円、営業利益1兆2088億3100万円、税引前利益1兆2686億6200万円、最終利益9705億7300万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6758
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