D2C Rは、自社が提供するスマートフォン向け広告効果測定データ基盤「ART(アート)DMP(ディエムピー)」に、広告配信ネットワークが束ねるメディアごとの広告効果の不正を検出する「メディアフィルタリング」機能を追加した。
「メディアフィルタリング」機能は、広告経由でインストールしたユーザの不正な行動を検出することが可能となり、それらユーザの行動データが一定の閾値を下回る場合は媒体社へ通知する。
さらに媒体社側の調査においてアドフラウドと認められる場合、広告主への請求は発生せず、メディアに対しても広告報酬は支払われないという。
これにより、既存のフラウド検知では検出されなかったフラウドに対してもメディア毎に精査することで検出が可能となり、アドフラウドへの対策がより強固になると期待できる、としている。
近年アプリ業界では、広告配信ネットワークと連携する一部のメディアにおいて、虚偽の広告成果を報告し、不正に報酬を受け取ろうとするアドフラウドが問題となっている。