LINE<3938>とLINEのグループ会社LVC、および野村ホールディングス<8604>は、2019年1月30日付で基本合意したことを発表した、ブロックチェーン領域を中心とした金融事業における業務提携に関し、9月24日付で3社間で最終契約を締結したことを発表した。なお、この提携に従って、10月4日、野村ホールディングスによるLVCへの出資が完了した。野村グループは、金融資本市場を通じて、「豊かな社会の創造」に貢献するという社会的使命のもと、最も信頼できるパートナーとしてお客様に選ばれる金融サービスグループを目指し、グローバルに金融事業を展開している。
一方、LINEは、「CLOSING THE DISTANCE」をコーポレートミッションとして掲げ、コミュニケーションアプリ「LINE」を入り口として、人や情報・サービス、企業・ブランドとシームレスに繋がり、全てが完結するスマートポータル戦略を推進し、日本国内で月間利用者8,100万人を超えるユーザーに付加価値の高いサービスを提供している。
また、LVCは、ブロックチェーン技術を基盤とし、サービス提供者とユーザーの共創関係の構築を目指す「LINE Token Economy」構想の拡大のため、仮想通貨取引サービス「BITMAX」を提供しており、LINEとLVC傘下のLINE TECH PLUS PTE. LTD.では、ブロックチェーンエコシステム発展のため、様々なパートナーとの連携を進めている。
今回、「LINE」が持つ豊富なユーザーベースに加え、セキュアでユーザビリティの高いUI/UXと、野村グループが培ってきた金融ビジネスのノウハウを活かし、ブロックチェーン関連事業領域での協業に向け、3社は最終契約を締結するに至ったという。
なお、現時点で、本提携がLINEとLVCおよび野村ホールディングス各社の連結業績に与える影響は未定だが、重要な影響を与えることが判明した場合には速やかに開示するとしている。
