BOI、19年9月期の営業利益は0.2％減の5.26億円で着地見込み　15％減収も広告宣伝の効率化で

バンク・オブ・イノベーション（BOI）<4393>は、本日（10月25日）、2019年9月通期の業績について、売上高42億9500万円（前の期比15.0％減）、営業利益5億2600万円（同0.2％減）、経常利益5億1500万円（同1.2％増）、最終利益3億7300万円（同2.8％増）となる見通しと発表した。売上は2ケタの減少となるが、利益についてはほぼ横ばいとなる見通しだ。

 

売上高については、主力タイトルである「ミトラスフィア」、「幻獣契約クリプトラクト」が堅調に推移したが、継続的に取り組んでいるプロモーションの効率化として広告宣伝費を減少させたため、前期実績（2018 年９月期）と比較して減少する見込み。

なお、8月に正式配信した「幻獣契約クリプトラクト」の台湾・香港・マカオ配信にかかる収益については、売上に対する一定割合をロイヤリティとして受け取る契約だが、当該契約に基づく現地企業からの収益報告に一定の期間を要することから、第1四半期以降に計上する。

また、2020年9月期第１四半期中に正式配信予定である「ミトラスフィア」及び「幻獣契約クリプトラクト」の中国本土配信にかかる収益については、将来収益となるリリース後レベニューシェアのうち一定額がミニマムギャランティとして事前入金される契約で、ミニマムギャランティの一部について入金があったが、当該入金額は正式配信日以降に収益化する。

また、営業利益、経常利益、当期純利益については、継続的に取り組んでいるプロモーションの効率化として広告宣伝費を減少させたものの、新作RPG２タイトルの開発費用、既存タイトルIP展開費用（海外展開含む）、新規事業の開発費用など成長に向けた投資を積極的に行った結果、前の期と比較して概ね横ばいとなる。