【ゲーム株概況(11/5)】好決算を手がかりに任天堂が6連騰、年初来高値更新 コナミHDやサイバーステップ、NJHDが大幅安
11月5日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅反発。前日比401.22円高の2万3251.99円でこの日の取引を終えた。終値ベースで2万3000円を回復するのは2018年10月10日以来になるという。前日の米国市場で主要3指数が過去最高値で取引を終えたことや、上海総合指数の堅調な推移を手がかりに買いが入った。こうしたなか、ゲーム関連株を見ていくと、任天堂<7974>が好決算を手がかりに6連騰となり、年初来高値を更新した。10月25日に付けた安値3万6700円から6030円上昇したことになる。中間決算で、営業利益が前年同期比53.4%増の942億円と大幅な増益となった。この営業利益は、10年ぶりの高水準になるという。

他方、先週末買われたコナミホールディングス<9766>が利食い売りに押されたほか、エヌジェイホールディングス<9421>やサイバーステップ<3810>なども大幅安となった。
NJHDは、子会社のゲームスタジオがコナミデジタルエンタテインメントの最新作『ラブプラス EVERY』の受託開発を行っていたことで買われていた。また、サイバーステップは、オンラインで本物のパチンコ・パチスロを遊ぶことができるサービス「オンパチ」のオープンβテストを開始したと発表して買われていた。
このほか、『ドラゴンクエストウォーク』のアプリストアの売上ランキング推移を受けて、コロプラ<3668>とスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>もさえない。
■ゲーム関連株一覧

会社情報
- 会社名
- サイバーステップホールディングス株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 湯浅 慎司/創業者 代表取締役会長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高25億400万円、営業損益17億8700万円の赤字、経常損益19億1600万円の赤字、最終損益16億9500万円の赤字(2025年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆1649億2200万円、営業利益2825億5300万円、経常利益3723億1600万円、最終利益2788億600万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4216億200万円、営業利益1019億4400万円、最終利益746億9200万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766
会社情報
- 会社名
- 株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 福田 尚弘
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高96億9800万円、営業利益1億200万円、経常利益9600万円、最終利益2億7400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 9421