CRI・ミドルウェア、音声データから自然な口の動きを自動生成する音声解析リップシンクミドルウェア「CRI ADX LipSync」を提供開始
CRI・ミドルウェア<3698>は、本日(11月29日)より、音声データから自然な口の動き(口パターン)を自動生成する音声解析リップシンクミドルウェア「CRI ADX LipSync(以下、ADX LipSync)」を提供開始し、ゲーム向けライセンスプランや提供形態の詳細を公開した。
「ADX LipSync」は、ディープラーニングによる音声解析技術を活用し、キャラクターの発話に合わせて最適な口の動きを自動生成するミドルウェア。入力した音声から即時に口パターンを出力する「リアルタイム解析」と、外部のCGツールなどと連携して細かな作りこみが可能な「事前解析」の2つの方法で口パターンの制作が可能だ。この2種の機能別に、ソフトウェア開発キット(SDK)を提供する。
リアルタイム解析では、サウンドミドルウェア「CRI ADX」2と連携し、音声の入力と同時にリアルタイムで口パターンを生成する。事前解析では、専用のツールを使用して口パターンを生成する。口パターンデータはテキスト形式で出力されるため、Mayaなどのモデリングソフトと連携してさらに細かく調整することができる。事前解析は法人企業を対象に2週間の無償試用が可能となっている。
■開発期間に応じた月額ライセンスで提供、「CRIWARE」ユーザーは無償で利用可能
「ADX LipSync」は、機能やCRIのミドルウェア製品群「CRIWARE」の利用状況に応じて提供内容やライセンスプランが異なる。「CRIWARE」ユーザー向けにはリアルタイム解析及び事前解析の両機能を無償で提供する。「CRIWARE」ユーザー以外の利用者向けには、事前解析機能を開発期間を対象に初回60万円/6か月(税抜)にて提供する。継続して利用する場合には10万円/月(税抜)にて延長することが可能だ。
【ゲーム向けライセンスプラン】
なお、本ライセンスプランはゲームでの利用を対象にしている。その他のコンテンツで利用の場合は個別に問い合わせる必要がある。また、ライセンスの提供は法人企業のみが対象となっている。
▼製品ページ
https://game.criware.jp/products/adx-lipsync/
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698