ボーンデジタルは、CGアニメーター/VFXアーティストであるLee Lanier(リー・ラニアー)氏の書籍『CGライティングの最強の教科書』を全国の書店を通じて刊行する。発売は2月上旬で、価格は4000円(税別)となる。
アニメーション業界のベテランでライティングのプロ Lee Lanier氏が、アートと3Dアニメーションにおけるライティングの歴史や理論、実用的で審美的な応用について掘り下げ、ライティングの重要性と情報を伝える能力について考察する。
本書ではまず、アート・映画・写真・3Dアニメーションに適用されてきたライティングの歴史を調べる。次に、特定の場所を再現し、ムードを生成するために必要なライトの色、位置と方向、影の種類ついて説明する。
3Dライティングを成功させるためのヒントを読み、ソフトウェアにとらわれないサンプルで実践すれば、3Dライティングセットアップを習得できるでしょう。3つのケーススタディでは Maya を使い、複雑な3Dライティングプロジェクトに取り組む。
《主なポイント》
・アートで使われているライティングの歴史
・光の科学的メカニズム
・3Dプログラムのライトタイプとその適用
・影のバリエーションとライトの品質
・3Dライティングアプローチ( 基礎と応用)
・1点照明、2点照明、3点照明、自然照明、様式化した照明、キャラクターライティング
・現実世界のライティングシナリオと場所の再現
・高度な3Dライティング/レンダリングシステムの概要
【著者について】
Lee Lanier(リー・ラニアー)は1994年以来、プロのコンピュータアニメーター/VFXアーティストとして働き、70以上の長編映画、ショートフィルム、ミュージックビデオ、予告編、CMにクレジットされている。ウォルト・ディズニー・スタジオの Buena Vista Visual effectsでは、多くの長編映画のビデオエフェクトを作成。PDI/DreamWorks では『アンツ』『シュレック』のシニア アニメーターを務めた。その後、一連のインディペンデント系ショートアニメ映画を監督し、 それは200以上の映画祭、美術館、アートギャラリーで上映された。彼は多数のハイエンドソフトウェア書籍の執筆から、LinkedIn と lynda.com のVFXトレーニングビデオの作成まで幅広く活動し、ハリウッドのGnomon School of Visual Effects では教鞭をとっている。また、視覚効果協会(VES)のメンバーで、ダム短編映画祭のエグゼクティブディレクターでもある。
【目次】
1章:光とライティングの重要性
2章:アートにおけるライティングの歴史
3章:3Dライティング
4章:具体的な光源を再現する
5章:PBRシステム
6章:場所の再現とキャラクターライティング
7章:様式化した照明をデザインする
ケーススタディ1:ルネサンスの静物画を複製する
ケーススタディ2:夜のガレージのライティング
ケーススタディ3:動物アニメーションのライティング
【概要】
書籍名:CGライティングの最強の教科書
刊行予定日:2月上旬
著者:リー・ラニアー(Lee Lanier)
定価:本体4,000円+税
ISBN:978-4-86246-469-9
サイズ:B5
ページ数:232ページ
発行:ボーンデジタル
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