【先行レビュー】手塚治虫先生のキャラを美少女化!? 禁断の領域に踏み入ったコンパイルハートの新作『絵師神の絆』で絵師の楽園「コミクス界」を守れ!


漫画の神様と言われる手塚治虫氏のキャラクターたちを美少女化したことで、発表時に話題を呼んだ、コンパイルハートとルーデルが制作を手掛ける新作アプリ『絵師神の絆』。その事前登録がいよいよスタートし、2020年春頃にはサービス開始予定となっている。

そのサービス開始に先駆け、アプリを事前プレイする機会を得たので、本ゲームがどのような遊び方をするのか、また本作ならではの楽しみ方や注目のポイントなどを、先行レビューにて紹介する。
 

■妄想が具現化するトンデモな世界「コミクス界」のピンチを救え!


本作は、絵師神と呼ばれる神様が作った絵師の楽園「コミクス界」を舞台に物語がスタートする。制作を手掛けるコンパイルハートの代表作『ネプテューヌ』シリーズのゲイム業界を彷彿とさせるこの世界では、なんと妄想が具現化するという。まさに絵師たちにとって文字通り"楽園"となっており、みながこぞって自慢のキャラクターを具現化していた。名誉ある大会が開かれるなど、競い合うように絵師たちが活躍していたが、その裏では"忘れ去られるキャラクター"、"競争による疲弊"などが起こり、ついには破壊神"シメキリ"という負の要素が具現化したような存在が誕生してしまうのだった。



そんな「コミクス界」に新たな"絵師"として召喚された主人公。「ノルマー」という精霊に導かれ、具現化を試してみると、"伽羅少女"と呼ばれる絵師神さまから特別な使命を受けた少女「火の鳥」が現れる。彼女は「この世界に現れる強大な敵(破壊神シメキリ)に対抗すること」という使命を帯びており、その敵であるシメキリの軍勢を退治するため主人公に協力を求めてくる。"伽羅少女"を呼び出せる特殊な力を持った主人公は、チカラの源を使って"伽羅少女"を具現化し敵に立ち向かう……、というのが大まかなストーリーだ。




 

■スキルとベストポジションを把握して、戦闘を有利に立ち回ろう!


次に戦闘のスタイルをみていくと、味方パーティと敵パーティでそれぞれ3×3のマスにキャラクターが配置され、行動順に沿ってターンが進行。ターンが回ってきたキャラクターは近くにいるほど強力になる近接攻撃、どの位置の敵にも均等な威力を発揮する遠距離攻撃を駆使して敵を攻撃していくことになる。
 

▲どの位置の敵に程度の威力が出るかはひと目でわかるようになっているので、とりあえずダメージが出やすい敵を攻撃するのも手。
 
さらにターン開始時に1ポイントずつ溜まっていくスキルポイントを使うことで、攻撃や回復、補助効果といった特殊効果のあるスキルを発動できる。スキルポイントの最大値はキャラクターごとに決まっており、所持ポイント自体も個別となっている。通常攻撃とスキル攻撃をうまく使い分けて戦っていこう。
 

 
中でも一番右に表示される3つ目のスキルは超強力なものになっており、カットインつきでまさに必殺技といったものが発動する。ボスなどの強敵戦ではこのスキルの使い方が勝敗のカギを握っていると言えるだろう。
 


 
また、スキルは範囲が決まっているため、キャラクターの位置を敵にあわせて移動させるのも重要な要素となっている。特にその時使用可能なスキルの攻撃範囲すべてに敵を収めると"ベストポジション"という状態になり、移動後に即行動可能になったり、スキルポイントが多くもらえたりとメリットが山盛りとなっている。できる限りベストポジションを狙って移動し、攻撃を繰り出すといいだろう。
 

▲ベストポジションにいると上の画像のようにベスポジの表示が出てスキルポイントが多く加算される。


▲スキルの効果や範囲はスキルアイコンをロングタップすると表示される。


▲キャラクターごとにスキルの範囲を覚えるのは大変かと思うかもしれないが、ベストポジションとなるマスは☆マークが出てわかりやすくなっている。
 

■"伽羅少女"を仲間にして、シメキリの軍勢と戦おう!


そして本作を語る上で忘れてはいけないのが、冒頭でも語ったように手塚治虫先生のキャラクターを美少女化した"伽羅少女"たちの存在だ。みなさんご存知『鉄腕アトム』の"アトム"や『ブラック・ジャック』の"ブラック・ジャック"先生など、たくさんのキャラクターたちが"伽羅少女"として登場する。彼女たちのイラストを『ネプテューヌ』シリーズのつなこ先生や『魔法少女リリカルなのはViVid』の藤真拓哉先生など、まさに"神絵師"たちが魅力的に描いており、その魅力的なキャラクターを釘宮理恵さん(アトム役)、東山奈央さん(ブラック・ジャック役)ら豪華声優陣が引き立てているのも見逃せない。

アトム(CV:釘宮理恵)
イラスト:つなこ



ブラック・ジャック(CV:東山奈央)
イラスト:ナナメダケイ

 

▲火の鳥を演じる石原夏織さんが歌う主題歌「CREATION×CREATION」が流れるOPムービーも必見だ。
 
"伽羅少女"を仲間にするにはガチャを回したり、キャンペーン中のミッションなどで"伽羅少女"のカケラを入手し、それらを一定数集めることで新しい"伽羅少女"が仲間になってくれる。このカケラは仲間にする以外にも、"伽羅少女"の進化や強化などに使うので、欠かせない重要アイテムだろう。


▲プレイ開始記念で特定のSSR"伽羅少女"のカケラが出るガチャもラインナップされている。
 
仲間にした"伽羅少女"の中から一人を"リーダー"としてほかに最大3名を加えた4人一組でパーティが編成できる。お気に入りのキャラクターで固めるもよし、パーティのバランスで選んでもいいだろう。"元のキャラクターを知っている"キャラクターで固めたパーティや、逆に"元のキャラクターを知らない"キャラクターで固めるなどして遊んでみるのも面白そうだ。登場する"伽羅少女"はプレイ時点で20人以上とのことなので、お気に入りの"伽羅少女"がきっと見つかることだろう。
 

▲ステータス画面ではプロフィールの確認やボイス再生、さらに原作ではどんなキャラクターなのかを見ることもできる。
 

■お気に入りの"伽羅少女"を育成して強化しよう! キズナを結べば個別イベントも……?

 
"伽羅少女"は個別に育成要素が多数あり、ひとつずつ紹介していく。まずは"キズナポイント"という親密度ポイントで、これは戦闘に勝利した際や、アシスタントと呼ばれるいわゆるお気に入りに設定した"伽羅少女"と朝昼夜に1回ずつ発生する会話イベントなどで上げることができる。ランクが上がるとキズナクエストという専用イベントを見ることができる。このキズナクエストではよりその"伽羅少女"の魅力に触れるエピソードが展開されていく。
 



また、"伽羅少女"にはグレードが存在しており、"原稿アイテム"を使用することで特定の能力を強化することができる。グレードが上がることでスキルが追加されることもあるようだ。レベルはプレイヤーレベル以上に上げることができない制限があるので、このグレードを上げる強化も重要だろう。
 
さらに、先述の"伽羅少女"のカケラを使用して進化もできる。進化をするとレアリティが向上したり、能力が大幅に強化されたりと良いこと尽くめだ。ただし、レアリティに応じて多数のカケラを要求されるので、進化させたい"伽羅少女"がいる場合は優先的に集めないとなかなか難しそうだ。


 
以上、かなり駆け足だが、本作の大まかなストーリー、戦闘、"伽羅少女"の解説となる。誰もが知っている有名キャラクターが登場するのももちろん楽しみのひとつなのだが、それ以外にもいわゆる"漫画的表現"をモチーフにした演出や、インターフェースが散りばめられており、漫画好きなら誰でもニヤリとすること請け合いだ。
 
『絵師神の絆』はまもなくサービス開始予定となっている。事前登録数に応じてブラックジャックの限定ストーリーがもらえるなど、キャンペーンも行われているので、ぜひ公式HPをチェックして、リリース開始を心待ちにしよう。

※「株式会社手塚プロダクション」「手塚治虫」の塚は旧字体が正式表記。 


 
■『絵師神の絆』
 

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©TEZUKA PRODUCTIONS ©Rudel inc. ©COMPILE HEART
株式会社ルーデル
https://rudel.jp/

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会社名
株式会社ルーデル
設立
2013年2月
代表者
代表者 渡邉 真
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株式会社コンパイルハート
https://www.compileheart.com/

会社情報

会社名
株式会社コンパイルハート
設立
2006年6月
代表者
代表取締役会長 桑名 真吾
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