ベクター<2656>は、4月21日、2020年3月期の決算(非連結)を発表、営業収益9億4500万円(前々期比17.5%減)、営業利益3600万円(前年同期1億4100万円の赤字)、経常利益4100万円(同1億3800万円の赤字)、最終利益3900万円(同2億700万円の赤字)と黒字転換した。
ソフトウェア販売事業は、消費増税前の駆け込み需要の反動はあったものの、拡販施策などにより前々期比で増収となった。また、ソフトバンク<9434>との業務提携により、2019年1月より「App Pass」の運用業務を開始したことにより、営業収益および営業利益が増加した。
なお、ゲーム市場での競争の激化、パソコン向けゲーム市場の縮小などの影響を受け、パソコン向けゲーム、スマートフォン向けゲームなどのサービスを提供していたオンラインゲーム事業を2019年5月8日付でライオンズフィルムへ譲渡したことが全体業績の減収につながっている。
主な事業セグメントごとの状況は下記のとおり。
・App Pass事業
販売金額は4億7900万円(前々期比194.0%増)となった。App Pass運用受託の開始が2019年1月であったため、前々期が3ヵ月間の実績だったことに対し、前期は通年での実績となっている。App Pass利用者数に応じた収入が当該事業の販売金額となっている。
・ソフトウェア販売事業
販売金額は3億9400万円(同6.9%増)となった。法人向け市場は底堅く推移し、個人向け市場は減少が続いている。しかし、Windows7のサポート終了に伴うOSの入れ替えが進み、それに伴って新たにニーズが発生したことや、2019年10月の消費増税前に一定の駆け込み需要があったことなどにより、販売金額は増加した。
・サイト広告販売事業
販売金額は3100万円(同24.1%減)となった。ネットワーク配信型広告(キーワード広告、ユーザーの傾向を分析する行動ターゲティング広告など)の営業収益は、配信
単価の下落の影響を受けて減少した。
なお、新たに発表した2021年3月期通期の業績予想は非開示で、同社は第1四半期の業績予想を発表しており、営業収益1億8500万円(前年同期比34.7%減)、営業損益2000万円の赤字、経常損益2000万円の赤字、最終損益2000万円赤字の見込み。
ソフトウェア販売事業は、消費増税前の駆け込み需要の反動はあったものの、拡販施策などにより前々期比で増収となった。また、ソフトバンク<9434>との業務提携により、2019年1月より「App Pass」の運用業務を開始したことにより、営業収益および営業利益が増加した。
なお、ゲーム市場での競争の激化、パソコン向けゲーム市場の縮小などの影響を受け、パソコン向けゲーム、スマートフォン向けゲームなどのサービスを提供していたオンラインゲーム事業を2019年5月8日付でライオンズフィルムへ譲渡したことが全体業績の減収につながっている。
主な事業セグメントごとの状況は下記のとおり。
・App Pass事業
販売金額は4億7900万円(前々期比194.0%増)となった。App Pass運用受託の開始が2019年1月であったため、前々期が3ヵ月間の実績だったことに対し、前期は通年での実績となっている。App Pass利用者数に応じた収入が当該事業の販売金額となっている。
・ソフトウェア販売事業
販売金額は3億9400万円(同6.9%増)となった。法人向け市場は底堅く推移し、個人向け市場は減少が続いている。しかし、Windows7のサポート終了に伴うOSの入れ替えが進み、それに伴って新たにニーズが発生したことや、2019年10月の消費増税前に一定の駆け込み需要があったことなどにより、販売金額は増加した。
・サイト広告販売事業
販売金額は3100万円(同24.1%減)となった。ネットワーク配信型広告(キーワード広告、ユーザーの傾向を分析する行動ターゲティング広告など)の営業収益は、配信
単価の下落の影響を受けて減少した。
なお、新たに発表した2021年3月期通期の業績予想は非開示で、同社は第1四半期の業績予想を発表しており、営業収益1億8500万円(前年同期比34.7%減)、営業損益2000万円の赤字、経常損益2000万円の赤字、最終損益2000万円赤字の見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社べクターホールディングス
- 設立
- 1989年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 渡邊 正輝/代表取締役副社長 加藤 彰宏
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2656