ポールHD、1Q(2~4月)は売上高4%増、営業益20%減に デバッグ・検証事業はゲーム市場で海外現地企業との取引が増加

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>は、6月5日、2021年1月期の第1四半期累計(2~4月)の連結決算を発表、売上高63億3200万円(前年同期比4.6%増)、営業利益6億600万円(同20.1%減)、経常利益6億5100万円(同6.9%減)、最終利益3億8300万円(同7.4%減)となった。
 

主なセグメントごとの状況は以下の通り。

①デバッグ・検証事業…売上高47億4200万円(前年同期比3.8%増)、営業利益5億5900万円(同16.4%減)
国内外グループ会社の連携を図ることで、国内外ゲームソフトメーカーのグローバル展開サポートに努め、デバッグ、ローカライズ、カスタマーサポート(海外)、音声収録などのゲームソフトメーカー向けアウトソーシングサービスの受注拡大を推進した。ゲーム市場では海外現地企業との取引が拡大し、ノンゲーム市場では第三者検証サービスの受注が増加した。

なお、この第1四半期期間より、PTWジャパンとエンタライズの決算日を12月31日としたことにより、両社の連結決算への反映が2月、3月の2ヵ月分となっている

②ネットサポート事業…売上高15億1600万円(同5.7%増)、営業利益1億100万円(同23.7%増)
QRコード決済や仮想通貨などのフィンテック関連サービスにおける不正モニタリング、本人確認手続き、アンチマネーロンダリングや振る舞い検知サービスの受注が増加した。また、巣ごもり生活によるEコマース拡大により、Eコマースサイトにおける出品物モニタリング、商品やサービスに関する電話・メール・チャット・チャットボットによるカスタマーサポート(国内)などのアウトソーシングサービスの受注が増加した。

デバッグ・検証事業との営業連携により、ゲーム市場向けのカスタマーサポートの受注も増加した。

■通期予想は変更なし
2021年1月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高287億4400万円(前期比10.0%増)、営業利益35億8700万円(同1.6%増)、経常利益35億7600万円(同2.9%増)、最終利益23億4100万円(同4.8%増)の見込み。
 
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
https://www.phd.inc/

会社情報

会社名
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
設立
2009年2月
代表者
代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
決算期
1月
直近業績
売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3657
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