Epic Games、『フォートナイト』でクリエイターサポートにおける詐欺を確認　法的措置も含めた手段も検討

Epic Gamesは、『Fortnite（フォートナイト）』で競技イベントの賞金とクリエイターサポートの支払いに関する重要なお知らせを公式サイトで公開した。

お知らせでは、クリエイターサポートにおける詐欺と競技イベント賞金の支払い遅延の理由について明らかにしている。


■クリエイターサポートにおける詐欺について
同社は、一部のクリエイターが、プレイヤーに対し詐欺を行うコンテンツを制作していたことを確認した。これに対し、このようなクリエイターの排除と今後の詐欺被害抑制に取り組んでいくと声明を発表している。

同社が、詐欺の典型的な例として挙げたのは、虚偽の利益を騙ったものをソーシャルメディアに投稿し、プレイヤーが特定のクリエイターサポートコードを使うことで利益が得られるように見せかけるといった方法、無料のV-Bucksギフトがもらえるといったクリエイティブの島を使った方法だ。

コードを使えば、クリエイターから利益を受け取れるということはないと、同社は注意喚起をしている。

まずクリエイターは、クリエイターコードの使用に対してコスチュームや無料のV-Bucksを提供することはできない。そのためプレイヤーに対する詐欺を目的としたコンテンツを作成することは、Epic Gamesのクリエイター規約の違反となる。その違反に対する処罰として、クリエイターサポートプログラムからの除外や、予定された支払いの取り消しを行うとしている。

同社は、サービス利用規約や行動規範の違反を重く見ており、また、違反者やプログラムの不正利用の増加を防ぐために、法的措置も含めた手段も検討しているとのこと。

さらに詐欺被害の増加を防ぐため、以下のような措置を行い、プレイヤーを詐欺を目的としたコンテンツから保護すると声明を発表している。そのため当面、クリエイターコードの変更はできなくなるようだ。

同社は、詐欺と思われるコンテンツを通報する際にプレイヤーサポートチケットを投稿してほしいと呼びかけている。その際には、クリエイターコードのスクリーンショットとコンテンツへのリンクが調査のために必要となるので、ハッシュタグ#reportacreatorを記入してほしいとのこと。動画があればさらに調査に有効としている。


■競技イベント賞金についてのお知らせ
Epic Gamesは、2つの別々の問題を原因とする、競技イベント賞金の支払いの遅延が発生したと発表した。最初の問題はDreamHack Anaheimイベントに関係している。カリフォルニア州の源泉徴収処理が追加で生じたため、Hyperwalletのシステム外で手動で賞金を処理する必要があり、そのために遅れが生じたようだ。

DreamHack Anaheimの賞金はプレイヤーの銀行口座に直接振り込んでという。賞金は数日中に入賞者の口座に振り込まれる予定ととのこと。

2つめの問題は、事務上の誤りでオンラインカップの入賞者に賞金の過払いを行ってしまったため、修正を要したこと。この過払い問題はすでに解決しているため、賞金の処理は今後通常通りとなる予定としている。


■クリエイターサポートの支払いについてのお知らせ
すべての支払いはクリエイターの本人確認と支払いの管理のために、 Tax IDとHyperwalletによる新たなシステムへと移管した。しかしこの移管は障害や不具合、遅延を伴ったという。

多くは問題は解決にしたものの、支払いを受けられていないユーザーの皆様は下記の解決方法を試して欲しいという。

・未成年者は支払いプラットフォームの利用に際して保護者の情報と同意が必要。支払い処理の前に、選択された支払い方法が正しいか確認しよう。

・Hyperwalletで新たな個人もしくは法人を設定する際には、新しいメールアドレスが必要。複数の個人もしくは法人に同一のメールアドレスを設定することはできない。

上記で説明したものと異なる問題が発生している場合、Hyperwalleアカウント有効化のチュートリアルを確認するか、クリエイターサポート用のプレイヤーサポートに連絡してほしいとしている。

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