CRI・ミドルウェア、3Q(10~6月)は売上高14%増、営業益16%減に 「CRIWARE」は国内スマホ向けや海外向けが好調

CRI・ミドルウェア<3698>は、8月6日、2020年9月期の第3四半期累計(10~6月)の連結決算を発表、売上高14億6600万円(前年同期期比14.3%増)、営業利益1億8800万円(同16.9%減)、経常利益1億9500万円(同15.2%減)、最終利益1億9100万円(同21.4%増)となった。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が顕在化してきたものの、組込み分野が好調に推移したことに加え、ツーファイブの連結効果などもあり、2ケタの増収を達成した。
 

セグメントごとの状況は以下のとおり。

①ゲーム事業…売上高9億9600万円(前年同期比21.6%増)、セグメント利益1億8500万円(同15.8%減)
ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」のライセンス売上は、国内大手顧客向け一括契約が減少したものの、国内スマホ向けや海外向けが好調に推移した。ウェブテクノロジの画像最適化ソリューションも堅調に推移した。なお、第1四半期期間より新たに音響制作を行うツーファイブを連結範囲に含めている。

② エンタープライズ事業…売上高4億7000万円(同1.6%増)、セグメント利益300万円(同53.4%減)
組込み分野はネットワーク組込みシステムの大型案件が好調に推移した。新規分野は、Web動画ミドルウェアおよび動画向けソリューションが好調に推移した。一方、医療・ヘルスケア分野は、予定していた売上計上が第4四半期にスライドした。

なお、2020年9月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、売上高24億500万円(前期比18.2%増)、営業利益4億5500万円(同23.4%増)、経常利益4億5500万円(同22.4%増)、最終利益3億1500万円(同21.7%増)の見込み。
 
株式会社CRI・ミドルウェア
http://www.cri-mw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CRI・ミドルウェア
設立
2001年8月
代表者
代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
決算期
9月
直近業績
売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3698
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