ゲームエイジ総研は、自動取得したアプリの利用ログを使ったマーケティングデータサービス【iGage】を活用し、『ディズニーツイステッドワンダーランド』のユーザー分析レポートを発表した。同タイトルは、2020年3月に配信をスタートし、SNSなどを通して一気に人気を獲得、 セールスランキング上位にも名を連ねている。
<以下、プレスリリースより>
■着実にユーザーを伸ばしている『ディズニーツイステッドワンダーランド』
『ディズニーツイステッドワンダーランド』はウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社協力のもと、 株式会社アニプレックスが制作・配信しているスマートフォンアプリゲームです。 SNSなどを通じて大きな盛り上がりを見せており、 ファンアートの投稿などプレイヤー間の交流が盛んです。 また、 本作を巻頭特集として取り上げた雑誌『PASH!』(主婦と生活社)は発売前に重版が決まるなど、 最近のスマートフォンアプリゲームでは非常に存在感を見せています。
配信された3/16週からのアクティブユーザーの推移をiGageで見ると、 初週の55.6万人から順調にユーザーを伸ばし、 7/13週には114.3万人となっています。 【グラフ1.】
■ プレイヤーの8割以上が10~20代の女性
『ディズニーツイステッドワンダーランド』のプレイヤー層を見てみると、 実にプレイヤー全体の95%が女性という結果になりました。 その中でも特に20代女性が46.5%、 10代女性が35.5%と10代、 20代の女性でプレイヤー全体の82%を占めています。 【グラフ2.】
女性をメインターゲットにしたゲームのため、 女性プレイヤーが多いのは想定通りですが、 年齢が若い層に偏っているのは本作の特徴の1つです。
■ 女性向けゲームプレイヤーとアニメ・コミックファンのどちらもプレイしている
次に『ディズニーツイステッドワンダーランド』プレイヤーのクロスプレイ(本作をプレイしているユーザーが他にどのようなゲームをプレイしているか)のデータを見てみます。
最も多かったのが『Fate/Grand Order』で23.6%、 『あんさんぶるスターズ!!Music』の18.4%、 『ヒプノシスマイク -A.R.B-』の15.5%と続きます。
『Fate/Grand Order』は男女問わず10~20代のプレイヤーが多いため、 プレイ層が重なっていることがわかりますが、 ポイントは『あんさんぶるスターズ!!Music』、 『ヒプノシスマイク -A.R.B-』といった女性向けゲームのプレイ率が非常に高いことです。 この結果から、 女性向けのゲームアプリをプレイしている層は本作もプレイしていることがわかります。
続いて、 ゲーム以外のアプリの利用を見てみます。 上位からYouTube、 Twitter、 Instagramといったアプリの利用が並ぶのは他のゲームユーザーと大きく違いはありませんが、 それらの次に利用が多いアプリとしてpixivが入っています。 pixivはイラストやマンガを投稿、 閲覧しコミュニケーションをとるSNSで、 アクティブなアニメ・コミックファンが多いアプリです。 『ディズニーツイステットワンダーランド』のプレイヤーでpixivを同時に利用しているユーザーは33.8%と3割以上が利用しており、 クロスプレイをしているゲームアプリで最も高い『Fate/Grand Order』よりも利用率が高いことがわかります。 このことから、 日頃ゲームアプリをプレイしていないアニメ・コミックファンも『ツイステッドワンダーランド』はプレイしていることがわかります。
『ディズニーツイステッドワンダーランド』がプレイヤーを堅調に伸ばしている理由の1つは、 本作の世界観や魅力的なキャラクター達です。 馴染みのあるディズニー作品をベースに再構築した世界観はキャッチーです。 また原案・メインシナリオ・キャラクターデザインを担当している枢やな氏は、 女性人気が非常に高い漫画作品『黒執事』を手掛けた作家で、 女性ファンのツボを抑えた世界観・キャラクター作りに繋がっていると考えられます。
もう1つはTwitterやpixivといったSNSでの盛り上がりです。 pixivを『ツイステッドワンダーランド』で検索すると約3万9,000件近くのイラストやマンガが、 小説は約9,000件と非常に多くのファン作品が投稿されています。 女性向けのゲームをプレイしている層のほか、 SNSでの盛り上がりをきっかけに、 これまであまりゲームをプレイしていなかったアニメ・コミックが好きな層を取り込むことができているのが、 本作がプレイヤーを着実に伸ばしている要因と言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
- ゲームエイジ総研