CRI・ミドルウェア<3698>は、パイオニアとスウェーデンのDirac3社で共同開発した音響補正アプリケーション「Dirac Audio by CRI for Fujitsu」(以下「Dirac Audio」)が、10月19日に富⼠通クライアントコンピューティング(FCCL)より発表された富士通パソコンFMVの7シリーズ17機種すべてに採用されたことを発表した。
ウィズコロナ時代における新しい生活様式において、オンラインでの会議や授業はニューノーマル化し、それを支えるパソコンは生活に不可欠なインフラになりつつある。こうした状況下、FCCLが富士通パソコンFMVより、世界最軽量を更新した13.3型モバイルノートパソコン「LIFEBOOK(ライフブック)UHシリーズ」を含む7シリーズ17機種を10月22日より順次提供開始することを発表した。
今回発表された7シリーズ17機種は、オンライン化が進むニューノーマル時代に適応したラインアップとなっており、そのすべての機種に3社が提供するDirac Audioが搭載される。筐体のスリム化・軽量化に伴い犠牲になりがちな音質をソフトウェアの力で向上させるという点でCRIがこれまで培ってきたノウハウや技術を発揮することができ、オンライン会議やオンライン授業などの拡がりにより高まる音質へのニーズに応える一助となることができたとしている。
また今回、富士通パソコンFMVの7シリーズ17機種すべてにDirac Audioが採用されることで、FCCLが国内に提供するコンシューマー向けパソコンのほぼ全ての機種にDirac Audioが搭載されることとなる。
■音響補正アプリケーション「Dirac Audio by CRI for Fujitsu」について
Dirac Audioは、CRIが音声ソフトウェアの組込み経験やノウハウを活かして、Diracの⾳響補正・⾳場補正技術「Dirac Audio enhancement」をサウンドドライバとして実装し、筐体上の⾳質や⾳場定位などの課題解決ノウハウを持つパイオニアが⾳響チューニングを⾏うことで、筐体スピーカーのこもりがちな⾳をリアルタイムに補正し、クリアに再⽣することを実現したソリューション。
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698