LINE、3Q(1~9月)は売上高8.1%増、営業益は71億円の黒字で着地 減損損失187億円の計上で最終益は大幅赤字に

LINE<3938>は、10月28日、2020年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算(IFRS)を発表、売上収益1802億円(前年同期比8.1%増)、営業利益71億円(前年同期275億円の赤字)、最終損益291億円の赤字(同339億円の赤字)となった。増収、営業黒字計上となったものの、税引前損益と最終損益は大幅な赤字計上となっている。

広告やコンテンツなどのコア事業が売上と利益を堅調に伸ばしたものの、戦略事業への先行投資が続いた。
 

最終損益が大幅な赤字計上となっているのは、第3四半期期間(7~9月)において、関連会社株式の減損損失163億円と、無形資産およびその他の流動資産の減損損失24億円を計上していることが影響している。

関連会社株式に関する減損損失は、同社が保有する持分法適用関連会社4社について、その財政状態及び経営成績を勘案した結果、計上したものとなる。一方、無形資産およびその他の流動資産の減損損失は、一部のシステム開発の中止に伴うものや、回収可能性の低減に伴うものとなっている。

なお、2020年12月期の連結業績予想については非開示。
LINE株式会社
http://linecorp.com/

会社情報

会社名
LINE株式会社
設立
2019年12月
代表者
代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ
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