ドリコム<3793>は、この日(10月29日)、9月中間期の連結決算を発表し、売上高61億8400万円(前年同期比37.8%増)、営業利益10億5200万円(同216.8%増)、経常利益10億3200万円(同249.5%増)、最終利益8億2500万円(同286.4%増)と大幅増益を達成した。
引き続き『ONE PIECE トレジャークルーズ(トレクル)』や『アイドルマスター シャイニーカラーズ(シャニマス)』などIPゲームタイトルを中心に運用中タイトルが順調に推移したことに加え、前期末に譲受したオリジナルタイトル『ぼくとドラゴン』なども運用チームの移行が順調に進み、またグループ一体となっての運用効率に向けた取り組みも奏功した。同時に、不採算タイトルへの対応も着実に進み、主力のゲーム事業の収益性は一層向上、事業の安定性も増している。
■ゲーム事業
セグメント売上高61億2300万円(前年同期比42.9%増)、営業利益12億3600万円(前年同期比169.8%増)となった。
他社IPゲームについては、第1四半期にみられた業績を大きくけん引する大型イベントはなかったものの、いずれのタイトルも安定的にユーザーの支持を集め、順調な推移を維持した。オリジナルゲームについても、配信開始から8年を迎える長期運用タイトル、及び前期末に譲受したタイトルを中心に売上水準を維持し、安定的に業績寄与した。運用タイトルの増加、及び運用中タイトルの順調な推移を受け、売上高前年同期比で増加した。
利益については、昨年より注力している不採算タイトルへの対応が一層進んだ他、運用効率化及び足元の経済情勢を鑑みた費用抑制の影響もあり、費用発生が前年同期比で減少した結果、営業利益前年同期比で増加した。
■メディア事業
セグメント売上高6100万円(前年同期比69.8%減)となった。利益については、当セグメントで取り組む新規サービスの多くが事業開発段階にあることから、費用先行が続いており、セグメント損失1億8300万円(前年同期はセグメント損失1億2500万円)となった。
メディア事業では、次世代の主力事業創出を目的とした取り組みの一環である『DRIP(Drecom Invention Project)』のもと、2018年8月に発表した位置情報と3DリアルマップによるARスマートフォンアプリ構築プラットフォーム『AROW』など、同社の有するインターネットサービスの知見を活かした新規サービスを試験的に立ち上げ、事業化に向けた試行を重ねた。
なお、本事業セグメントでは、長らく広告事業を主要サービスと位置付けゲーム事業以外の注力領域としてきたが、主力のゲーム事業を軸とした成長戦略の下、同事業へ一層経営資源を集中することとし、広告事業については第1四半期をもって、全サービスを終了した。
■2021年3月期の見通し
続く2021年3月期の見通しは非開示。第3四半期累計(4~12月)の見通しのみ開示しており、売上高91億円(前期比30.5%増)、営業利益14億円(同163.8%増)、経常利益13億5000万円(同162.4%増)、最終利益10億5000万円(同168.8%増)を見込む。
今後については、主力のゲーム事業の一層の採算性向上に取り組むほか、新規事業開発においてゲーム以外のエンターテインメント領域での事業開発に注力し、ゲーム事業を軸とした総合エンターテインメント企業への成長を目指す、としている。
引き続き『ONE PIECE トレジャークルーズ(トレクル)』や『アイドルマスター シャイニーカラーズ(シャニマス)』などIPゲームタイトルを中心に運用中タイトルが順調に推移したことに加え、前期末に譲受したオリジナルタイトル『ぼくとドラゴン』なども運用チームの移行が順調に進み、またグループ一体となっての運用効率に向けた取り組みも奏功した。同時に、不採算タイトルへの対応も着実に進み、主力のゲーム事業の収益性は一層向上、事業の安定性も増している。
■ゲーム事業
セグメント売上高61億2300万円(前年同期比42.9%増)、営業利益12億3600万円(前年同期比169.8%増)となった。
他社IPゲームについては、第1四半期にみられた業績を大きくけん引する大型イベントはなかったものの、いずれのタイトルも安定的にユーザーの支持を集め、順調な推移を維持した。オリジナルゲームについても、配信開始から8年を迎える長期運用タイトル、及び前期末に譲受したタイトルを中心に売上水準を維持し、安定的に業績寄与した。運用タイトルの増加、及び運用中タイトルの順調な推移を受け、売上高前年同期比で増加した。
利益については、昨年より注力している不採算タイトルへの対応が一層進んだ他、運用効率化及び足元の経済情勢を鑑みた費用抑制の影響もあり、費用発生が前年同期比で減少した結果、営業利益前年同期比で増加した。
■メディア事業
セグメント売上高6100万円(前年同期比69.8%減)となった。利益については、当セグメントで取り組む新規サービスの多くが事業開発段階にあることから、費用先行が続いており、セグメント損失1億8300万円(前年同期はセグメント損失1億2500万円)となった。
メディア事業では、次世代の主力事業創出を目的とした取り組みの一環である『DRIP(Drecom Invention Project)』のもと、2018年8月に発表した位置情報と3DリアルマップによるARスマートフォンアプリ構築プラットフォーム『AROW』など、同社の有するインターネットサービスの知見を活かした新規サービスを試験的に立ち上げ、事業化に向けた試行を重ねた。
なお、本事業セグメントでは、長らく広告事業を主要サービスと位置付けゲーム事業以外の注力領域としてきたが、主力のゲーム事業を軸とした成長戦略の下、同事業へ一層経営資源を集中することとし、広告事業については第1四半期をもって、全サービスを終了した。
■2021年3月期の見通し
続く2021年3月期の見通しは非開示。第3四半期累計(4~12月)の見通しのみ開示しており、売上高91億円(前期比30.5%増)、営業利益14億円(同163.8%増)、経常利益13億5000万円(同162.4%増)、最終利益10億5000万円(同168.8%増)を見込む。
今後については、主力のゲーム事業の一層の採算性向上に取り組むほか、新規事業開発においてゲーム以外のエンターテインメント領域での事業開発に注力し、ゲーム事業を軸とした総合エンターテインメント企業への成長を目指す、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793