ガンホー、3Q(1~9月)は減収減益に…『パズドラ』と『Ragnarok M』の売上減で GRAVITYが韓国で7月配信開始した『Ragnarok Origin』が好発進

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、本日(11月13日)、2020年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、売上高676億3300万円(前年同期比17.6%減)、営業利益190億5500万円(同25.3%減)、経常利益191億8300万円(同25.5%減)、最終利益115億2300万円(同31.4%減)となった。

主にスマートフォン向けゲーム『パズル&ドラゴンズ』(以下『パズドラ』)と『Ragnarok M: Eternal Love』の売上高が前年同期比で減少した。
 

既存ゲームは、『パズドラ』は引き続き長期的に楽しんでもらうことを主眼に、新ダンジョンなどの追加やゲーム内容の改善、他社有名キャラクターとのコラボレーションなど、継続的にアップデートおよびイベントを実施し、MAU(月次アクティブユーザー数)は引き続き堅調に推移した。その結果、『パズドラ』は2020年8月3日に国内累計5500万ダウンロードを突破した。

『ラグナロク マスターズ』は、サービス開始から1周年を記念したイベント の開催により、MAUは引き続き安定的に推移した。

新作は、2020年6月25日にサービスを開始したNintendo Switch向け対戦ニンジャガムアクションゲーム『ニンジャラ』は、9月24日から初のコラボイベントを実施し、10月29日には新たなマップや武器などが実装されるシーズン3を開始するなど、ユーザー層の拡大に取り組んでいる。10月25日には、世界累計500万ダウンロードを突破している。

子会社の事業は、GRAVITYおよびその連結子会社が配信している『Ragnarok M: Eternal Love』は継続的なアップデートおよびイベントの開催により引き続き安定的に推移している。 GRAVITYは2020年7月7日から韓国でスマートフォン向けゲーム『Ragnarok Origin』のサービスを開始し、好調に推移している。

また、2020年5月28日からGRAVITYの連結子会社がタイでサービスを開始したPCオンラインゲーム『Ragnarok Online』も堅調に推移し、業績に貢献した。

■新型コロナの業績への影響は現時点では限定的
なお、2020年12月期通期の連結業績予想は非開示。コンテンツ関連の新規性の高い事業を展開しており、短期的な事業環境の変化が激しいことなどから、業績の見通しは適正かつ合理的な数値の算出が困難なため、としている。

新型コロナウイルス感染症流行の影響は、感染拡大防止対応のため、グループで各国の外出規制などの要請に従い、在宅勤務などを実施したことから、新規タイトルの開発および一部の既存タイトルの運営が平時と比較して滞ったことや、各種イベントの中止などにより広告宣伝施策への影響はあったものの、現時点では今期業績への影響は限定的とのこと。今後の動向を引き続き注視するとともに、情報収集と臨機応変な対応を継続して行っていくとしている。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
http://www.gungho.co.jp/

会社情報

会社名
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
設立
1998年7月
代表者
代表取締役社長CEO 森下 一喜
決算期
12月
直近業績
売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3765
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