サイバーエージェントとEXNOA、ゲーム×アニメ新PJ「プラオレ!」制作発表会を開催 Craft Eggがキャラクター原案 アニメは21年10月放送開始
サイバーエージェント<4751>とEXNOAは、12月11日、「プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~制作発表会」を開催した。公式レポートをお届けしよう。本作は、2021年10月からテレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」、とちぎテレビ、他で放送開始する予定だ。この日は、本作のゲーム化や、Craft Eggがキャラクターを担当することなどが発表となった。
会場には、本作が声優デビュー作となる増田里紅さん(主役:水沢愛佳役)の他、本郷里実さん、相良茉優さん、北守さいかさん、汐入あすかさん、森山由梨佳さん、青山吉能さんら主要キャストがトークゲストとして登場。
監督の安齋剛文氏と、アイスホッケーや作品の舞台である日光について語った。また、製作総指揮のサイバーエージェント・落合雅也氏、プロアイスホッケークラブ「H.C.栃木日光アイスバックス」の土田英二さん、衣笠伸正さんらも参加し、プロジェクトの企画背景や作品、日本における女子アイスホッケーの現状も話した。
【「プラオレ!制作発表会」YouTube】
<以下、公式レポートより>
製作総指揮・落合雅也が語る、「アイスホッケー」「日光」を選んだ理由
イベントの冒頭では、製作総指揮を務める株式会社サイバーエージェントの落合雅也が登場。「プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~」(以下、プラオレ!)プロジェクトについて語りました。
落合は、題材のアイスホッケーについて「幼稚園から大学までアイスホッケーを結構本気でやっていました。アイスホッケーはこんなに面白いのにマイナースポーツ。いつか恩返しがしたい。そんな気持ちを込めてアニメとゲームを作ることを決めました」と説明。今回、DMM GAMESをパートナーとして迎えたことについては「2社で1個のものを本気で作ろうということはよく話していて、アイスホッケーは僕が皆さんを強引に引き摺り込みました。ゲームでの試合シーンは出来が良過ぎて、早くお見せしたいです」と、プロジェクトに懸ける思いを交えつつ、話しました。
さらに、本作の舞台に栃木県日光市を選んだ理由については「アイスホッケーは冬のスポーツなのですが、日光市は北海道に次ぐくらい、アイスホッケーが盛んなんです。大学時代の先輩後輩も多く活躍しています。今回は大好きな先輩、アイスバックスの土田英二さんを頼りました。あと、個人的に日光にはかなり行っていまして、とても愛着があって大好きな街なんです」と、力説。
そして本作のおすすめポイントとしては「女の子たちが成長していく青春ドラマとしての出来ですね。まずはキャラクターたちの日常や個性を、安齋監督や脚本の待田さん、そしてC2Cの皆さんに丁寧に描いてもらいました。そして、もちろんアイスホッケーの演出をしっかり出したいと思ったので、監督の安齋さんをニューヨークに連れていって本場のアイスホッケーの試合を観戦までしました」と語りました。
本作は、出演者がYouTubeにも本気で取り組む予定だと言い、「実は今日の21時から、チームプラオレと題してYouTubeチャンネルをスタートさせます。声優かYouTuberか、分からないぐらい本気でやって欲しいとお願いしています。YouTubeを通して、声優さんたちの個々の魅力や、栃木県及び日光市の魅力などを感じ取ってもらえたらなと思います」とコメント。1年間を通じて、栃木県及び日光市の地域・スポーツ振興に貢献する姿勢を見せました。
監督・主要キャストがトーク。初挑戦のYouTubeに強い意気込みの相良茉優。
最後に、「ニューヨークでの観戦をヒントに、ヴィクトリーダンスという非日常を取り入れました。日本のアイスホッケーが将来的にこんなエンターテインメントになったら良いなという願いも込めています。本当にみんな可愛らしく、声優さんの個性ともぴったりなキャラクター及び、作品です」と本作に込めた思いを語りました。
そして、いよいよトークゲストが登場。監督の安齋剛文さんをはじめ、水沢愛佳役・増田里紅さん、清瀬優役・本郷里実さん、水沢彩佳役・相良茉優さん、鷺沼梨子役・北守さいかさん、高木尚実役・汐入あすかさん、柳田薫子役・森山由梨佳さん、小野真美役・青山吉能さんら本作を彩る主要キャストがステージに華を添えます。
まず、本作の監督を務める安齋剛文さんは、「映像のリズムとか、愛佳たちの会話のテンポで、この作品ならではの空気感を出していきたいっていうのを意識しています。栃木ののどかさと展開の速さとか、暑さと寒さのギャップとか、日光とアイスホッケーにはそんな魅力があると感じています。愛佳たちはアイスホッケーが上達していくわけですが、そこに説得力とか、視聴者の方たちが応援したくなるような魅力的なキャラクターにしていけたらなと思っています」と本作において注視しているポイントについて語りました。さらに、実際にアイスホッケーを観るため、本場ニューヨークまで足を運んだとのことで「ニューヨークで2試合観戦しました。とにかくスタジアムが大きいし、演出もド派手。スポーツ観戦なんですけど、総合的なスケール感が桁違いでした。それを目の当たりにして、落合さんが日本のアイスホッケー界を盛り上げていきたい気持ちも理解できたし、本場のエネルギーとか世界観を直に感じられたのは貴重な体験でした」と話しました。
続いて、プラオレ!が声優デビュー作かつ初主演作となる増田里紅さんは「実はオーディションを受けたのも今回が初めてで、とても緊張しました。まさか自分が受かると思っていなかったので、今ここに立っている事がとても嬉しいです!初めて経験することばかりですが、みなさんと素敵な作品を作れるように頑張ります!」と本作への思いを精一杯語り、初々しい様子を見せました。
また、本郷里実さんは人生でアイスホッケーを観た感想について「アイスホッケーを会場で観戦したのは人生で初めてでした。プレーそのもののスピードの速さに驚きましたし、フィールド全体が見渡せる観客席に居ても、攻防戦の移り変わりが速くて全然パックに追いつけなかったです。ゴール裏からも観戦して、格闘技さながらの体当たりも目の当たりにしました。その激しいプレーも全て仲間にパスを繋ぐための熱い気持ちからなんだと思うと、応援している気持ちもより一層高まりましたし、改めて作中に出てくる『パックを繋げ』の意味を感じることができました。清瀬優として、皆とアイスホッケーができる日を今からとても楽しみにしています」とコメントしました。
オーディションの感想を聞かれた森山由梨佳さんは「プラオレのオーディションでは、5人同時の掛け合いでのオーディションでした。普段のオーディションは1人ずつで、たまに2人ペアでのオーディションがあるくらいでしたが、5人というのは初めてだったのでとても新鮮でした。でも、5人でお芝居をすることで、より具体的に場面の空気感やキャラクターのイメージが見えました。お芝居もアイスホッケーと同じくチームプレイなので、より協調性を高め合いながらお芝居しようという意識が強くなったと思います」と振り返りました。
本作は、声優陣が本気で挑むYouTubeも見どころ。相良茉優さんは「YouTuberらしい企画をこれからやっていく予定です!あとプラオレの聖地である日光散策とか、日光や栃木でのロケ、特産品食べるなどもしてみたいですね!そしてプラオレと言えばアイスホッケー!ぜひアイスホッケーにも挑戦して、上手くなっていく姿などお届けしたいです!」と、初挑戦のYouTubeに強い意気込みを見せていました。
アニメ・ゲームの力で、栃木県及び日光市の地域・スポーツ振興を狙っているという本作。栃木県や日光市の印象について、汐入あすかさんは「栃木県は、父方の実家が群馬なので行く途中に寄り道して佐野ラーメンを食べたりはしていましたが、今回アイスホッケーの試合会場へ行ったらちびっこたちがたくさんいて、地域にアイスホッケーが根付いているのを感じました。ひと足先に脚本を読ませていただいたのですが、実際にあるお店などがアニメにもでてくるので、これから行くのが楽しみです。宇都宮餃子も美味しいので、たくさんの方に食べていただきたいです!」と地域の魅力を熱く語りました。
本作のキャラクターデザインを担うのは、数々の人気作品を手掛けてきた「Craft Egg」。北守さいかさんは、プラオレ!のイラストについて「とにかく可愛い……!Craft Eggさんのキャラクターを見た瞬間、どの子も素敵で個性に溢れていて息を呑みました。その中でも、元気ハツラツな印象の子に一目惚れし“この子をオーディションで受けたい!”と思ったのが梨子ちゃんです。私自身、梨子ちゃんほどのハツラツさはないかもしれませんが、身長が一緒だったり、自分の感情を誰かに伝えたくてたまらないというタイプだったりするところが、梨子ちゃんと私との共通点で、今考えると運命的なものを感じます!」と話し、既に芽生えている自身の“キャラクター愛”を滲ませました。
さらに、豪華なスタッフ陣が集結した本作について、青山吉能さんは「お世話になっていた方々も多く、キャスト陣はフレッシュな面々が集まっているので、スタッフさんに負けないようにキャストも精進していけたらなと思います!素敵な絵や緻密な脚本、みなさんぜひアニメの方もよろしくお願い致します」と期待を寄せました。
最後に、安齋監督は「とにかく舞台である日光と、日本のアイスホッケー界を盛り上げることに貢献したいです。今回の作品は、プロデューサーの方たちを始め、関わっている方たちの情熱をすごく感じています。この企画に関われていることを誇りに思います。僕も全力で取り組んでいますし、持てるチカラ全てを出し切りたいと思います」とコメント。スタッフ、キャストが一丸となって本作を作り上げている様子がひしひしと伝わってくるトークセッションとなりました。
監修のプロアイスホッケークラブ「日光アイスバックス」登壇。「実際のアイスホッケーさながらのリアリティに」
監督・主要キャスト陣がステージを後にすると、本作の舞台である日光市市長・大嶋一生さんより届いたコメントVTRを放映。大嶋さんは、本作への期待について「日光アイスバックスのファンとしては、アイスホッケーアニメがはじまるということで大変わくわくしています。栃木県日光市が舞台となり様々な物語が展開されます。日光市としてもこの作品を通じて、日光市の魅力が視聴者に伝わり、日光市や栃木県を元気づける作品になってくれるものと信じています。プラオレ!の世界観を肌で感じていただくため、栃木県日光市にも遊びに来てください」と語りました。
VTRの放映中、プロアイスホッケークラブ「H.C.栃木日光アイスバックス」(以下、日光アイスバックス)の土田英二さん、衣笠伸正さんと共に、製作総指揮者の落合が再び登壇。土田さんと落合は大学の先輩後輩ということで、落合は「土田さんは僕が1年生の時の3年生で、常に世代代表に選ばれていたスーパースターでした」と感慨深げに語りました。一方で土田さんは「落合くんはほとんどが推薦入学している中、珍しく一般受験で入学し入部してきました。最初は線の細い見た目に“ホントに大丈夫かな”と心配でした」と当時の様子を振り返りました。
本作は、アニメ・ゲーム共に日光アイスバックスが監修しており、落合は「大学の先輩後輩が多くいたってことと、関東の少年ホッケーってだいたい大きな大会が栃木県日光市でひらかれていて行く機会が多いんです。第二の故郷と言ったら大袈裟ですが栃木県日光市は慣れ親しんだ場所でもあります」と、日光との縁について語りました。このことについて衣笠さんは「まさかこういうお仕事をするとは思って無かったですが、僕も落合さんに負けないホッケーオタクなので、楽しかったです。1人でも多くの方に魅力が伝わればと思っております」と嬉しそうに話していました。
公式YouTube「チームプラオレ!」がスタート
イベント終盤では、再び主要キャストが登壇。モニターには、プラオレ!のお知らせが映し出されました。
お知らせコーナーでの発表内容
①テーマはアイスホッケー女子
→なんと女子日本代表は世界ランキング6位!
北京五輪出場が既に決定!
②2021年10月、アニメ放送開始!
→ABEMA/とちぎテレビ他!
③そしてゲームも!
→内容や配信予定時期は今後発表!
続報にご期待ください!
④キャラクター&衣装原案はCraft Egg!
→「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」のCraft Eggが、キャラクターを担当。
⑤12月11日21時からYouTubeチャンネル開始!
→その名も「チームプラオレ!」。
声優7人が体当たりでYouTubeに挑みます!
アニメ放送開始日やゲームの制作発表と共に、12月11日21時より公式YouTubeチャンネル「チームプラオレ!」のスタートを告知。主要キャストは、一段と大きな盛り上がりを見せました。
最後に、製作総指揮者・落合の「アイスホッケーを盛り上げたい気持ちと、栃木県日光市は都心からもアクセスの良い、世界的に誇れる素敵な町なのでそこを舞台にした青春ドラマを通して、アイスホッケーの魅力を伝えられたらいいなと思っています。今日の21時からYouTubeチャンネル、チームプラオレと題しまして、ここにいる7人の声優さんたちが体当たりでYouTubeにチャレンジしていくので、ぜひご覧ください」というコメントでイベントは締めくくられました。
■イベント後のインタビューではタイトルの由来について語る!「プライドオブ日光とオレンジ色のユニフォームの色をかけました」
イベント後は、メディアから本日の登壇者へインタビューを実施。作品のタイトルに込めた想いを聞かれた落合は「日光アイスバックスの試合に行くと必ず『プライドオブ日光』という垂れ幕があるんです。ネーミングを決めるときに、オレンジ色のユニフォームとかけて、『プライドオブ日光』をオレンジという象徴的なカラーに変えてしっくりきたからですね」と名前の由来を語りました。
■メディアミックスプロジェクト「プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~」について
「プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~」は、サイバーエージェントグループと「DMM GAMES」が協力して、メディアミックスで展開していく大型プロジェクトで、2021年のアニメ放送・ゲームリリースを目指し制作しております。12月4日より、ティザーサイト、各種SNSを公開し、「プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~」に関する最新情報をお届けしてまいります。
原作:プラオレ!メディアミックスパートナーズ(CyberAgent/EXNOA)
原作キャラクターデザイン:Craft Egg
原作衣装デザイン:Craft Egg
製作総指揮/エグゼクティブプロデューサー:落合雅也(CyberAgent/CAAnimation)
エグゼクティブプロデューサー:東條寛(EXNOA)
ゼネラルプロデューサー:田中宏幸(CyberAgent/CAAnimation) / 村上浩一(EXNOA)
プロデューサー:村上貴志(CyberAgent/CAAnimation) / 瀧田弘(EXNOA)
監督:安齋剛文
シリーズ構成:待田堂子
アニメーションキャラクターデザイン:田中紀衣
音響監督:藤田亜紀子
アイスホッケー設定考証:H.C.栃木日光アイスバックス
音楽:MONACA / 木皿陽平(StrayCats)
アニメーション制作統括:山田良輔(C2C)
アニメーションプロデューサー:早坂一将(C2C)
アニメーション制作:C2C
協力:栃木県 / 日光市
株式会社とちぎテレビ / 株式会社エフエム栃木 / CRT栃木放送 / 株式会社新朝プレス
■「プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~」について
<TVアニメ プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~>
心の絆でパックをつなげっ!!
日光市に本拠を置くアイスホッケーチーム、ドリームモンキーズ。
そのドリームモンキーズが開催する体験教室の門を叩いたのは、地元に住む中学生、愛佳と彼女に強引誘われた妹の彩佳、幼馴染みの薫子と真美。同じ参加者には梨子と尚実の姿もあった。
練習後、皆、すっかりアイスホッケーに魅せられてしまい。
「来週も参加しようよ」と言うまでになっていた。
やがて監督の羊子から誘われて、愛佳、彩佳、薫子、そして梨子と尚実はドリームモンキーズに正式に所属することになる。
そんな中、強豪チーム釧路スノウホワイトに所属していた有名選手、優がチームを辞めるだけでなくアイスホッケーさえも辞める決意を固め祖母の住む日光へとやってくる。
「もう二度とリンクに立つことはない」そう思っていた優を再びリンクに引き戻したのは、羊子と愛佳達だった。こうして優を迎えた愛佳達ドリームモンキーズ新人チーム。
練習試合、合宿などを経て、皆、それぞれ成長していき、またチームも一丸となっていく。
「心の絆でパックをつなげっ!」を合言葉に、大会に臨む愛佳達ドリームモンキーズ。
果たして、その結果は!? これは少女達の、汗と涙の成長物語なのである。
■放送時期 :2021年10月~12月
■放送局(予定):ABEMA/とちぎテレビ 他
■出演者:増田里紅、本郷里実、相良茉優、北守さいか、汐入あすか、森山由梨佳、青山吉能 他
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- DMM GAMES(EXNOA)