サイバーエージェント、コンソールゲーム開発に前期47億円の研究開発費 マルチデバイス含めタイトル展開に変化も 短期的な収益と中長期の成長投資を両立

サイバーエージェント<4751>は、2020年9月期において、グループ全体で46億9800万円の研究開発費を投じたことを明らかにした。同社によると、主にゲーム事業におけるコンソールゲーム開発などになるという。前の期から33.4%増えた。

同社グループがコンソールゲーム開発に多額の研究開発費を投じたことを開示したのは、2017年9月期からだった。このとき、22億4200万円投じたことを明かしていたが、研究開発費は、それ以降、以下のグラフのように年々増加している。

 


もちろん、研究開発費については、「主に」としており、全額をコンソールゲーム開発に投じたわけではないだろうが、2017年9月期から開示された数字を計算すると、累計で136億1900万円になる(※それ以前は研究開発費に関しては「特記すべき事項はありません」としていた)。

研究開発活動は、企業が将来予測において重要であると位置づけた分野に投じていくものだ。スマートフォンゲームを中心に展開しているCAグループのゲーム事業だが、将来的にクロスプラットフォームタイトルも含め、コンソールゲームへの投入タイトルももっと増えていくのだろうか。

実際、グループゲーム事業の中核であるCygamesは、『シャドウバース チャンピオンズバトル』を今年11月に発売し、2022年には『グランブルーファンタジーRelink』を発売する旨のアナウンスを行っており、他のグループ会社にも波及するのか注目されるところ。

なお、CAグループのゲーム事業の2020年9月期の業績は、売上高は1558億6100万円(前の期比2.4%増)、営業利益は303億3700万円(同16.5%増)と2ケタの増益を達成した。47億円近い研究開発費を投じての増益で、中・長期的な成長投資と短期的な収益獲得を両立していることが伺える。
 
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7105億7500万円、営業利益691億1400万円、経常利益694億6400万円、最終利益242億1900万円(2022年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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