アピリッツ、JASDAQスタンダードに2月25日に新規上場　Webソリューション事業やオンラインゲーム事業を展開

同社は、2000年7月の設立以来、ECサイトやWebシステムの構築等を行うWebソリューション事業を展開してきた。さらに、2010年11月からはPC向けオンラインゲーム事業、2014年3月からはスマートフォンゲームも開始した。

設立当初は、ケイビーエムジェイという社名だったが、2012年6月に現在の社名に変更した。

主力はWebソリューション事業だ。同事業では、顧客企業のECサイトやWebシステムの企画、開発、保守に加え、Webマーケティングやセキュリティ対策まで提供している。売上に占める割合は4割程度だが、利益の多くを稼いでいる。

他方、オンラインゲーム事業も展開している。PCオンラインゲームやスマートフォンゲームの開発・運営を行っているだけでなく、パートナー企業名で提供されるゲームの企画・開発、運営、他のゲーム開発会社への人材派遣も行う。

【運営タイトル】
・ゴエティアクロス
・関ケ原演義(※)
・繚乱三国演義(※)
・疾風幕末演義(※)
・アンノウンブライド
(※)トライフォートより運営移管を受けたタイトル。

2020年1月期の決算は以下のとおり。

売上高:35億7900万円(前の期比23.3%増)
営業利益:1億4400万円(同25.0%増)
経常利益:1億4300万円(同24.8%増)
最終利益:6600万円(同14.1%増)

2021年1月期の第3四半期累計(2020年2月～10月)は以下のとおり。利益水準は前期の実績を上回っている。

売上高:28億7900万円(前年同期比23.3%増)
営業利益:1億5000万円(同25.0%増)
経常利益:1億5000万円(同24.8%増)
最終利益:8600万円(同14.1%増)




なお、今回の調達を通じて、手取り概算額として2億2600万円を調達する見通し。調達した資金は、エンジニア労務費投資(1億0300万円)、採用に係る求人費投資(9900万円)、広告宣伝費投資(2300万円)に充当する、としている。