【決算カレンダー】ゲーム関連企業の10~12月決算発表も中盤入り  Switch向け『桃鉄』好調のコナミHD 既に2度の増額実施のミクシィの足元の状況に関心

2020年10~12月期のゲーム関連株の決算発表も2月に入り中盤戦に入ってきた。ここまで先行して発表してきた企業の決算内容を見てみると、コーエーテクモHD<3635>やマーベラス<7844>、東映アニメ<4816>などが通期予想の上方修正を実施しているほか、ドリコム<3793>が創業来の最高益を更新するなど比較的好調な決算が目立っている印象だ。

さて、今回は2月1日から2月5日の期間に決算発表を予定している企業の発表スケジュールを見ていきたい。この週も発表スケジュールは分散している傾向が強く、主なところでは本日2月1日に任天堂<7974>、3日にコロプラ<3668>とスクエニHD<9684>、4日にボルテージ<3639>とコナミHD<9766>、5日にミクシィ<2121>といった予定になっている。

コナミHDは、中間決算において、アミューズメント事業とカジノ事業、スポーツ事業が新型コロナウイルス感染症の流行による影響が色濃く出ていたが、ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント事業は堅調な推移を見せていた。さらに昨年11月に発売したNintendo Switch向けソフト『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』が足元で累計販売本数200万本を突破するなど好調なセールスを記録しており、デジタルエンタテインメント事業が業績トータルを押し上げてくることも期待される。

ミクシィは、昨年11月の中間決算発表時に今期2度目となる業績予想の上方修正を発表し、従来の前期比「減収減益」から一転「増収増益」見通しに転じた。これは主力の『モンスト』の復調によるところが大きいが、こうした傾向を第3四半期も継続することができているのか、まずはじっくりと見極めたいところ。昨年11月に配信を開始した『STAR SMASH(スタースマッシュ)』はストアランキングの動向を見ると、やや苦戦している印象だが、その手応えや今後の展望にも関心が募る。

 
発表日 会社名 コード 種別
2月1日 イー・ガーディアン 6050 1Q
2月1日 LITALICO 6187 3Q
2月1日 任天堂 7974 3Q
2月2日 セプテーニHD 4293 1Q
2月3日 カカクコム 2371 3Q
2月3日 ぐるなび 2440 3Q
2月3日 コロプラ 3668 1Q
2月3日 Zホールディングス 4689 3Q
2月3日 ソニー 6758 3Q
2月3日 メガチップス 6875 3Q
2月3日 スクウェア・エニックスHD 9684 3Q
2月4日 ユナイテッド 2497 3Q
2月4日 ボルテージ 3639 2Q
2月4日 メルカリ 4385 2Q
2月4日 IMAGICA GROUP 6879 3Q
2月4日 エイベックス 7860 3Q
2月4日 ソフトバンク 9434 3Q
2月4日 KADOKAWA 9468 3Q
2月4日 コナミHD 9766 3Q
2月5日 ミクシィ 2121 3Q
2月5日 クックパッド 2193 4Q
2月5日 アドバンスト・メディア 3773 3Q
2月5日 オリコン 4800 3Q
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6700万円、営業利益248億2000万円、経常利益182億5000万円、最終利益51億6100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
企業データを見る
コナミグループ株式会社
http://www.konami.com/

会社情報

会社名
コナミグループ株式会社
設立
1973年3月
代表者
代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
決算期
3月
直近業績
売上高3143億2100万円、営業利益461億8500万円、最終利益348億9500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
証券コード
9766
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