【人事】DeNA、岡村 信悟氏の社長就任が内定 現社長の守安功氏は退任へ

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、この日(2月9日)、岡村 信悟氏の代表取締役社長 兼 執行役員最高経営責任者(CEO)への就任が内定したことを明らかにした。代表取締役社長 兼執行役員最高経営責任者(CEO) 兼事業戦略統括部 統括部長の守安 功氏は次の定時株主総会をもって退任する。代表取締役会長 兼 執行役員の南場 智子氏は代表取締役会長に就任する。


南場 智子氏
代表取締役会長(現役職:代表取締役会長兼執行役員)

守安 功氏
取締役(定時株主総会で退任する予定)(現役職:代表取締役社長 兼執行役員最高経営責任者(CEO) 兼事業戦略統括部 統括部長)

岡村 信悟氏
代表取締役社長 兼執行役員最高経営責任者(CEO)(現役職:取締役 兼執行役員最高執行責任者(COO))


同社は、当期を長期目標に向けたチェックポイントと位置付け、昨年より、①ゲーム事業の収益基盤の再強化、②新規事業領域における成長投資方針の最適化、③全事業・機能の見直しによる固定費の削減に取り組むとともに、組織運営においても、各本部における執行体制の強化や充実、自律的な運営の促進を図り、一層強力に戦略を推進する体制の構築を図ってきた。それぞれが実質的な成果を生み始めた今、新たなリーダーシップのもと、一層の事業の発展・企業価値の向上を目指す、としている。

代表取締役社長兼 CEO の守安氏は、創業期より同社に参画し、2011年6月には代表取締役社長に就任し、約10年間務めてきた。この間同社は、ゲーム事業の発展、スポーツ事業の成長、ライブストリーミング事業やヘルスケア事業に代表される様々な新規事業の立ち上がりなど、大きな変化を遂げ、近年は、AI の活用にも積極的に取り組みつつ、エンターテインメントと社会課題解決の二つの軸で事業を展開するようになったという。

新たに代表取締役社長兼 CEO に就任する岡村氏は、スポーツ事業本部の本部長として球団・球場の一体経営を牽引し、ゲーム・エンターテインメント事業本部の副本部長を務めるなど、重要な役割を歴任してきた。2019年4月からは、COO として様々な事業に携わっているが、一貫して、個々の人材及び組織の力を最大限引き出す組織づくりの実行力や、幅広いステークホルダーに対する交渉力や事業推進力を発揮し、経営に貢献してきた。

今後、ユニークな事業展開により、一層の発展をしていくには、これまで以上に人材・組織、テクノロジーにおける強みが重要と考えているそうだ。新たな経営スタイルのもと、自律的な組織運営を促しつつ、組織の力を最大限引き出し、常に新しい価値の提供に挑戦し、これまで以上の Delight をすべてのステークホルダーに届けていけるよう努める、としている。
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
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