ironSource、広告クリエイティブプラットフォームを手掛けるLuna Labsを買収 ゲームのソースコードから直接広告クリエイティブが制作可能に
モバイルアプリのマネタイズおよびマーケティングプラットフォームを運営するironSourceは、広告クリエイティブプラットフォームのLuna Labs(以下、Luna社)を買収したことを発表した。具体的な取得額などは非開示。
Luna社のテクノロジーを活用することで、アプリデベロッパーはその事業規模に関わらず、プレイアブル広告や動画広告を迅速かつ大量に制作、管理、最適化することができるようになる。本買収により、アプリとゲームデベロッパーの成長を包括的に支援するironSourceのプラットフォームの機能がさらに強化された。
ユーザー獲得に関わる作業の大部分が自動化されていく中で、広告クリエイティブは今でも人手を介した付加価値を必要とする数少ない領域。Luna社のSaasプラットフォームは、ゲームのソースコードから直接広告クリエイティブを制作することができるため、制作作業を効率化し、また無限に異なるパターンを自動生成するので、時間と人件費を大幅に削減する。さらにLunaインサイトにより、ユーザー体験に関するデータを参照することにより、ユーザー獲得におけるそれぞれの広告クリエイティブの効果を即座に判断し、クリエイティブにおけるコンテンツの最適化を図ることができる。
▼ironSource最高収益責任者兼共同創業者Omer Kaplan氏コメント
「当社では、アプリデベロッパー向けに包括的なグロースプラットフォームを構築し、デベロッパーがコンテンツ制作やユーザー体験の向上といった本来の業務に注力できる環境づくりを行うことを使命として掲げています」
「ユーザー獲得競争が熾烈化するにつれて、広告クリエイティブの重要性は日増しに高まっています。ただ広告クリエイティブ制作とそのテスト作業には、多大な手間とコストがかかるというのも事実です。Luna Labs社は、広告クリエイティブ制作管理に関わる本質的で高い機能を開発したことで、この課題を解決しました。当社プラットフォームにこの機能を追加できたことをうれしく思います」
▼Luna Labs共同創業者兼最高経営責任者Steve Chard氏コメント
「世界最高のグロースプラットフォームに加わることができたことを大変うれしく思います」
「ユーザー獲得の成否は、広告クリエイティブが握っています。今後はironSourceのプラットフォームを通じて、さらに多くのデベロッパーの皆様に当社のテクノロジーをご活用いただきたいと願っています」
会社情報
- 会社名
- ironSource Japan
- 設立
- 2010年4月
- 代表者
- 峰 秀一郎(General Manager in Japan)
- 上場区分
- kimura