【ゲーム株概況(3/8)】新プロジェクト発表会開催のドリコムが反発 目標株価引き上げのコナミHDも高い イグニスはMBOの買付価格にサヤ寄せ
3月8日の東京株式市場では、日経平均は3日続落。前営業日比121.07円安の2万8743.25円でこの日の取引を終えた。前週末の米国株高を受けて朝方かから買い優勢だったが、米国の長期金利への警戒感からマイナスに転じた。値がさのハイテク株や半導体関連が売られた。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、ドリコム<3793>が反発。ブシロード<7803>がこの日(3月8日)、サムザップと同社との3社共同による新メディアミックスプロジェクトの発表会を開催すると発表(関連記事)したことが手がかり材料視されたようだ。ブシロードは続落。
コナミホールディングス<9766>も反発。東海東京証券が同社株のレーティングについて最上級の「アウトパフォーム」の継続とし、目標株価を6000円から1万円に引き上げたことが材料視された。
また、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は反落。大和証券がレーティング「2」の継続とし、目標株価を7700円から7600円に引き下げた。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は小動き。『ラグナロクオリジン』の日本向けにリリースすると発表した(関連記事)。ただ、これまでの決算でも日本リリースは発表していたこともあって、特に材料視はされなかったようだ。
このほか、ゲーム関連ではないが、イグニス<3689>がストップ高。先週末、ベインキャピタルと社長らが設立したi3を通じてMBOを行うと発表した(関連記事)。買付価格は1株あたり3000円としており、これにサヤ寄せする動きとなっている。イグニスは上場廃止となる見通し。
直近IPOのcoly<4175>とアピリッツ<4174>の下げがきつい。いずれも上場来安値を更新した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766
会社情報
- 会社名
- 株式会社イグニス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 銭 錕(センコン)/代表取締役CTO 鈴木 貴明
- 決算期
- 9月