アクセルマーク、創薬プラットフォーム事業を手掛けるアクセリードと分子診断領域において製品の評価及び国内流通を共同で推進


アクセルマーク<3624>は、ヘルスケア分野への投資を行う創薬プラットフォーム事業を手掛けるアクセリードと、分子診断領域において製品の評価及び国内流通を共同推進することに合意した。

アクセルマークは、3月26日に開示した「第22回新株予約権の取得及び消却並びに第 1 回無担保転換社債型新株予約権付社債に関する資金使途の変更に関するお知らせ」において、ヘルスケア事業への新規参入を発表しており、今回はその取り組みの発表となる。

本取り組みにおいては、日本への商流を持たない海外ベンチャーの分子診断分野の有望な新規技術をアクセリードが技術評価し、日本市場での成長が期待される技術・製品についてはアクセルマークが国内事業化権の取得および適切な事業パートナーを開拓することで、両社共同によるバリューチェーンの構築を目指すことになる。

分子診断領域の市場規模はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)検査のかつてない世界的な需要の高まりにより急速に拡大しているが、COVID-19以外の感染症、がん領域など他のセグメントも伸長しており、2024年には120億ドル以上の売上に達すると予想されている。

分子診断とは、組織や体液中に含まれるタンパク質や核酸(DNA、RNA)などの分子を調べることによって感染症やがん、遺伝子疾患を診断・スクリーニングするプロセスのことをいう。疾患の特定は、医療現場のみならず民間企業、在宅診断などでも疾患の早期発見、早期治療等につながるものとして利活用が進みつつあり、世界的にも新技術の開発が活発に行われている分野の1つだ。

従来の大手化学分析機器・試薬・科学サービス企業に加え、スタートアップ企業においても分子診断の新技術開発が推進されており、様々な特徴をもった検査キットが商品化され、今後も新たな製品が市場に投入されることが見込まれる。

今後、アクセルマークとアクセリードは医療診断の新技術の普及促進を通じて、人々の健康寿命の向上に寄与することを目指していくとしている。
アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
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