デジタルハーツHD、21年3月期は売上高7%増、営業益36%増に エンタープライズ事業が初の通期黒字化を達成 今期も増収増益見込む
デジタルハーツホールディングス<3676>は、5月11日、2021年3月期の連結決算を発表、エンターテインメント事業が収益性の改善により増益を確保するとともに、エンタープライズ事業が高い成長を継続して初の通期黒字化を達成したことで増収増益となった。
売上高226億6900万円(前々期比7.2%増)
営業利益19億800万円(同36.9%増)
経常利益19億7500万円(同43.9%増)
最終利益9億7400万円(同23.0%増)
エンターテインメント事業では、テストセンターであるLab.の統廃合をはじめとする収益性の改善に向けた取り組みを推進した。さらに、中国ゲームメーカー向けにマーケティング支援サービスを提供するMetaps Entertainmentを2021年3月に子会社化し、次なる成長領域であるグローバル事業の基盤強化にも着手した。
また、エンタープライズ事業においては、第二創業期の先行投資として実施してきた人材の強化や提供サービスの拡充、効率的なオペレーション体制の構築等の効果が徐々に発現し、新規顧客開拓が進むとともに、1社当たりの取引規模拡大を実現した。また、さらなる専門性の向上や技術力の強化を目的に、システムコンサルティングに強みを持つ企業の子会社化や、オフショア開発に強みを持つ企業との合弁会社設立などを推進した。
なお、2022年3月期通期の予想については、以下のとおり。
売上高284億2000万円(前期比25.4%増)
営業利益21億円(同10.0%増)
経常利益21億円(同6.3%増)
最終利益14億円(同43.7%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社デジタルハーツホールディングス
- 設立
- 2013年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 宮澤 栄一/代表取締役社長CEO 筑紫 敏矢
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高365億1700万円、営業利益30億円、経常利益31億5200万円、最終利益7億9900万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3676