エイベックス、大型アニメ作品と連動したゲームを開発 海外市場取り込み業績回復を狙う 24年3月までに総額20億円を投資



エイベックス<7860>は、この日(5月27日)、サイバーエージェント<4751>から調達した資金使途のひとつとなる大型アニメ・ゲームについて、アニメーション・ゲームの総合的なコンテンツとしてリリースすることを明らかにした。大型アニメ作品とともに、作品に連動したゲームとして提供する予定で、コンテンツ開発を進めているそうだ。作品の詳細については明かしていない。

同社のアニメ・映像事業は、前期2021年3月期において、映像パッケージ作品の販売数やイベント関連の売上高が減少したことんどにより、売上高は120億円(前の期比14.5%減)、営業損失は2億円(前年度は営業利益11億円)と苦戦したが、海外を中心に拡大を続けるアニメ市場に大型作品を投入して業績回復を狙っていく。

支出予定時期は、2021年5月~2024年3月としているが、大型アニメーション・ゲームの開発、国内外へのプロモーション関連費用等として、2022年3月期においては8億円、2023年3月期・2024年3月期においては各期6億円程度を投資する。2021年6月から2024年3月まで合計20億円を投じる、としている。


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エイベックス株式会社
https://avex.com/

会社情報

会社名
エイベックス株式会社
設立
1988年4月
代表者
代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
決算期
3月
直近業績
売上高1215億6100万円、営業利益33億8500万円、経常利益40億5500万円、最終利益27億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7860
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