『ウマ娘』『モンスト』『DQウォーク』がデッドヒート　新作『ヒロトラ』『ブラック・サージナイト』も好発進…App Store売上ランキングの1週間を振り返る

5月24日～5月28日のApp Store売上ランキングの動きを振り返ってみたい。この週は、GW明けから首位を独走していたCygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』をかわし、ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』に立った。さらにそれを「ドラゴンクエスト」シリーズ35周年を記念した特別イベントの開催で『ドラゴンクエストウォーク』が上回ってくるなど、久々に上位陣の順位の変化に富んだ1週間の推移となった。

来週はいわゆる月末月初のタイミングとなるため、各タイトルの施策展開により、さらに大きな変化を見せるのか、それとも『ウマ娘』がさらなる“足”を発揮してくるのか注目されるところだ。
 
一方、新作などの目新しい動きについては、バンダイナムコエンターテインメントの新作『僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT』が8位とトップ10入りを果たしたことに加え、ビリビリが5月20日にリリースしたばかりの新作『ブラック・サージナイト』もトップ30入りを果たした。両タイトルともランクイン後もトップ30圏内での推移となっており、今後も人気タイトルとして定着していくことも十分期待されそうだ。


 
上位3タイトルの順位に変化はなく、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が首位をキープした。

バンダイナムコエンターテインメントの新作『僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT』の躍進が続いている。5月19日にリリースされた後、早々にランクインを果たしていたが、この日は8位とついにトップ入りを果たした。引き続き「UR【渾身の一撃】緑谷出久」「UR【俺が一番だ】爆豪勝己」の確率がアップした「リリース記念ガシャ 第1弾」がスタートダッシュの原動力となっているようだ。なお、本作については、ギークス<7060>の子会社G2 Studiosが開発を担当しているもようだ。
  出所：AppAnnie


また、同じくバンダイナムコエンターテインメントの『アイドルマスター ミリオンライブ！ シアターデイズ』が土曜日の位から16位に急上昇してきた。『ミリシタ』は、この週末に開催した「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 7thLIVE Q@MP FLYER!!! Reburn」の打ち上げガシャを実施していることなどが大きく順位を押し上げているようだ。
  出所：AppAnnie


ほか、Activisionの『Call of Duty: Mobile』や、LINEとNHN PlayArtの『LINE：ディズニー ツムツム』などがトップ30に復帰した。



 
上位3タイトルが順位をキープし、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』の首位が続いた。

この日のトピックスは、bilibili（ビリビリ）が5月20日にリリースしたばかりの新作『ブラック・サージナイト』が19位と初のトップ30入り果たしたことだ。『ブラック・サージナイト』は、5月24日14時より、リリース後の初ストーリーイベント「虚海の死局」を開始するとともに、新規SSRドールの「ミッドウェイ（CV：大西沙織）」と「マハン（CV：竹達彩奈）」が登場した期間限定募集を開催していることが、今回のランクインの原動力となっているようだ。
  出所：AppAnnie


また、NHN PlayArtとドワンゴの『#コンパス 戦闘摂理解析システム』が前日の202位から15位に急浮上した。『#コンパス』は、新オリジナルヒーローの「青春アリス（CV:茅野 愛衣）」が5月24日より登場しており、その出現確率がアップした「ピックアップヒーローガチャ」を実施していることが大きく順位を押し上げたもよう。
  出所：AppAnnie


ほか、アクアプラスの『うたわれるもの ロストフラグ』や、アイディアファクトリープラスの『ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-』などがトップ30に復帰した。



 


 
ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』が首位をキープした。

上位陣では、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が前日の17位から5位に浮上してきた。『FGO』は、5月26日18時より、「復刻 サーヴァント･サマーキャンプ︕ピックアップ2召喚(日替り)」を開催しており、期間限定サーヴァントの「★4(SR)浅上藤乃」が約3年3ヵ月ぶりのピックアップ対象として登場していることなどが売上につながっているようだ。
  出所：AppAnnie


また、スクウェア・エニックスの『星のドラゴンクエスト』が前日の56位から8位まで急上昇してきた。『星ドラ』は、本日（5月27日）迎えた「ドラゴンクエスト」の35周年を記念したイベントや複数の宝箱ふくびきを本日0時より実施していることが大きく順位を押し上げたもよう。

なお、「ドラゴンクエスト」35周年の施策は、ほかの「ドラゴンクエスト」関連タイトルでもおおむね本日からの施策が登場予定であり、明日のランキングでは『星ドラ』以外の関連タイトルもランキングの急上昇が予想されるところだ。
  出所：AppAnnie


ほか、コナミデジタルエンタテインメントの『実況パワフルプロ野球』と、セガとColorful Paletteの『プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク』もトップ10圏内にランクインした。



 
スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』が首位に立った。

『DQウォーク』は、5月27日の「ドラゴンクエスト」シリーズ35周年を記念した特別イベント第2弾「ドラゴンクエスト II イベント」を開始しており、新スキル「創世の光」を習得できる★5「ルビスの剣」などを含む「アレフガルド創世ふくびき」が登場していることなどが首位獲得の原動力となっているようだ。
  出所：AppAnnie


同様に「ドラゴンクエスト」シリーズ35周年を記念した施策で前日の59位から4位に浮上したのは『ドラゴンクエストタクト』だ。こちらは5月27日11時より、「ドラクエの日記念特別SPスカウト」を実施していることや、「超ドラクエの日セット(おまけ付き)」の販売を行っていることが売上に大きく貢献しているもよう。
  出所：AppAnnie


『DQウォーク』に続く2位に前日の47位から飛び込んできたのはNetEase Gamesの『Identity V』だ。『Identity V』は、5月27日より、アニメ「DEATH NOTE」とのコラボを開始しており、コラボ関連アイテムが登場した「デスノートコラボ真髄」を実施していることが今回の順位上昇につながっているものと思われる。
  出所：AppAnnie


ほか、Netmarbleの『七つの大罪 ～光と闇の交戦～』がトップ10圏内に、タカラトミー<7867>とDeNA<2432>の『デュエル・マスターズ プレイス』などがトップ30圏内に復帰した。