任天堂<7974>は、本日(6月2日)、京都府の任天堂宇治小倉工場用地および建屋を、過去に同社が発売した商品を展⽰する資料館施設「任天堂資料館(仮称)」として利用することを決定した。
同社は以前より、ものづくりに対する考えを広く理解してもらうために、過去に発売した商品を展示する資料館施設の設置を検討していた。そして今回、近鉄小倉駅周辺の活性化を図る宇治市の意向を受けて、宇治小倉工場を資料館施設としてリノベーションすることを決定した。
任天堂宇治小倉工場は、1969年に「宇治工場」として建設され、その後、現在の宇治工場の建設と増改築に伴い、1988年に「宇治小倉工場」へ改称された。宇治小倉工場では、主にトランプ・花札の製造や、サービスセンターとしてゲーム機の修理業務を行っていたが、2016年11月にそれらの業務を宇治工場に移管したため、用地および建屋利用を検討していた。
「任天堂資料館(仮称)」は、展示と体験を行う観光施設としての集客を目指し、2023年度(2024年3月期)の完成を予定している。
※画像は完成イメージ図
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974