【ゲーム株概況(6/8)】E3と「コロナ後」への期待からセガサミー続伸 エクストリームとギークスも大幅高 ユークスは前日上昇分を帳消しに

6月8日の東京株式市場では、日経平均株価は反落。前日比で556.8円安の2万8963.56円でこの日の取引を終えた。日経平均は朝方は続伸で始まったものの、米国での重要イベントや、翌週のメジャーSQを控える中、手控えムードが広がり、徐々に下げ幅を縮小し、前引け前にマイナスに転じた。75日移動平均線(2万9183円)が上値抵抗線として意識されているという。

コーエーテクモ<3635>やカプコン<9697>、スクエニHD<9684>など大手ゲームが堅調だった。6月12日から開催する予定の「E3」への期待から背景にあるようだ。特にセガサミーホールディングス<6460>については、東証1部では百貨店や空運、陸運、旅行などが物色対象になるなど、「コロナ後」をにらんだ動きが出ていることもあって特に買われたようだ。

サンリオ<8136>や、モバイルファクトリー<3912>、まんだらけ<2652>なども買われた。ぶんか社の人気漫画「美醜の大地」のカジュアルゲームアプリ『美醜の大地-復讐ミステリー』をリリースしたビーグリー<3981>も堅調。

このほか、IT人材へのニーズ拡大への思惑からエクストリーム<6033>やギークス<7060>も大幅高となった。

半面、ユークス<4334>が反落。同社は、前週末に第1四半期決算の決算を発表し、営業利益が700万円と前年同期の1億8500万円の営業損失から黒字転換に成功した。前日は黒字決算を好感した買われたものの、戻り売りに押されて大きな陰線を形成するなど売り圧力の強さが伺えるものだったが、この日は売られて、前日の上昇分を帳消しにした。


■関連銘柄
株式会社エクストリーム
https://www.e-xtreme.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エクストリーム
設立
2005年5月
代表者
代表取締役社長CEO 佐藤 昌平
決算期
3月
直近業績
売上高88億1600万円、営業利益10億2400万円、経常利益11億7400万円、最終利益8億1400万円(2023年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
6033
企業データを見る
株式会社ユークス
http://www.yukes.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ユークス
設立
1993年2月
代表者
代表取締役社長 谷口 行規
決算期
1月
直近業績
売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4334
企業データを見る
セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高3896億3500万円、営業利益467億8900万円、経常利益494億7300万円、最終利益459億3800万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
企業データを見る
ギークス株式会社
http://geechs.com/

会社情報

会社名
ギークス株式会社
設立
2007年8月
代表者
代表取締役CEO 曽根原 稔人
決算期
3月
直近業績
売上高159億9700万円、営業利益5億8900万円、経常利益5億6700万円、最終利益2億4400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7060
企業データを見る
株式会社ビーグリー
https://www.beaglee.com/

会社情報

会社名
株式会社ビーグリー
設立
2004年10月
代表者
代表取締役社長 吉田 仁平
決算期
12月
直近業績
売上高190億8000万円、営業利益14億9600万円、経常利益14億4000万円、最終利益6億8900万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3981
企業データを見る