Gaudiy、NFTでファンエンゲージメントを向上させる「FPaaS」を提供! ゲームIP事業者を対象に新規パートナーを募集



ブロックチェーン技術を活用したファンコミュニティや様々なソリューションサービスを提供するGaudiyは、6月17日、IPコンテンツを保有する事業者向けに、 ファンのエンゲージメントを高めることができる「FPaaS(Fan Platform as a Service:エフパース)」の提供を発表した。

今回ゲームIP事業者を対象に、数社限定で新規パートナーを募集する。

同社は、エンタメ×ブロックチェーン領域における様々な取り組みを、 Sony MusicやAniplex、 集英社、 東宝などの大手企業とともに推進している。ゲーム分野においてもファンコミュニティサービスを展開しており、 世界を代表する複数のゲーム会社との取り組みも現在進行中とのこと。

国内ゲーム市場は1兆7,330億円(※)の規模を有し、 数多くの新規ゲームが相次いでリリースされている。 一方で、 資本力を武器に高クオリティのゲームを提供する海外パブリッシャーの存在感も高まっており、 競争が激化。 新規ゲーム利用1ヶ月後の平均継続率は、 一般的に約15%と言われている。

このような環境下、 ゲーム単体でのユーザー体験に留まらず、 SNSやYouTube、 リアルイベントなどのゲーム外の接点においてもファンを巻き込むような、 「ゲームをより好きになってもらう」「ゲームを飽きさせない」コミュニケーション施策の重要性が高まっている。

Gaudiyは、 複数メディアを横断するデータ連携を実現し、 これまで分断されていたファン体験を統合する「FPaaS(エフパース)」を提供している。 今までにないファン体験の創出とビジネスエコシステムの構築を通じて、 ファンのエンゲージメント向上を実現する。

FPaaSの詳細: https://service.gaudiy.com/
※出典:ファミ通ゲーム白書2020


■コミュニティのMAU率は40%超え、 FPaaSの活用事例
Gaudiyが提供する大手ゲームIPの公式ファンコミュニティサービスでは、 コアなファンを中心に1万人以上が登録し、 同時接続数は1,000人を超えている(2021年6月時点)。

コミュニティのMAU(Monthly Active Users:月間アクティブユーザー)率は40%を超え、 ファンアートやゲーム大会などのファン主催コンテンツや、 ファン同士で疑問や困りごとを解決し合うなどの「ファン主体で楽しむ文化」が醸成されている。コミュニティサイエンスなどの知見をGaudiyの外部顧問である大学教授から取り入れることで、 炎上リスクを抑えつつ、 ファンの自律的な行動を生み出しているのが特徴となっている。

SNSと連動した参加型のキャンペーン企画(クイズ・投票・マストバイ等)では、 累計27万票以上を集めるなど、 Twitter上でも大きな話題を生む事例も出ている。



また、 ブロックチェーンを活用した「分散型IDシステム(以下、 DID)」によってファンコミュニティとゲームを横断する体験を実現し、 コミュニティ内で取得したNFTトレカをゲーム内のアイテムとして利用できる、 といった新しい体験をゲームファンに提供しています。 結果として、 コミュニティを利用するゲームのコアユーザーは、 利用しないコアユーザーと比べ、 ゲームの継続率とLTVが大きく向上している。

さらに課金においては、 ファンコミュニティのWebアプリケーションとDIDを活用することで、 プラットフォーム手数料の回避にも貢献している。ゲーム売上に占めるコミュニティ経由の課金額は全体の30~40%を占め、 月間GMV(Gross Merchandise Value:流通取引総額)は1コミュニティ平均で500~1,500万円。

このような「ゲーム内に閉じない横断的なファン体験」を簡単に構築できる、 ファンエンゲージメント向上ソリューション「FPaaS」の提供を、 ゲームIP事業者を対象として拡大している。課題解決や実現したいファン体験づくりに全力でコミットさせていただくため、 この度は数社限定で新規パートナーを募集する。


■FPaaSが提供するソリューションの特徴
Gaudiy-FPaaSの主な特徴は、 以下の4点。
1.    ファンのエンゲージメント向上を “科学的に” 実現
2.    ゲーム外のメディアを横断するファン体験を構築
3.    自社の課題に合わせたカスタマイズが可能
4.    外部プラットフォームに依存しない独自の経済圏

具体的には、 以下4つのソリューション事業を軸に、 IPごとにカスタマイズする形でサービスを提供している。

1. ファン共創型のコミュニティサービス
IPオリジナルのファンコミュニティサービス。 実際に提供しているコミュニティでは、 ファン主催のゲーム大会やファンアート企画などが実行されており、 ファンが自律的に行動するプロダクト設計になっている。 また、 ファン向けの施策を、 誰でも簡単に企画・実施することが可能。

2. NFTなどのブロックチェーン技術を活用した、 新しいエンタメ体験
NFT(Non-Fungible-Token)を活用した新しいデジタルコンテンツ(イラスト、 動画、 チケット、 音楽、 電子書籍、 グッズなど)を提供することができる。 使用済みのNFTチケットをゲームアイテムに交換するなど、 一般ユーザーでも簡単に楽しめる体験設計と、 クロスメディアでのNFT活用が特徴。
 


3. あらゆるファン活動に正しく還元する、 分散型IDシステム
ブロックチェーン技術を活用した「分散型IDシステム」を採用し、 高セキュリティかつ低コストでのクロスメディア連携を実現している。 ゲーム内外のファンの横断的な活動データをもとにスコアリングを行い、 ファンの活動度合いに応じた特典を還元。 コミュニティでのスコアが高いファンにゲーム内で特典を付与できるなどの、 統合的なファン体験も提供することが可能。

4. ファン参加型のカスタマーサポート機能
コミュニティに参加するファン同士で疑問や困りごとを解消したり、 企業への要望・報告を投票により優先表示させることのできる、 ファン参加型のカスタマーサポート機能。 ファンのエンゲージメントを向上させつつ、 企業側の対応コスト削減を同時に実現する。

詳細ページ: https://service.gaudiy.com/

■よくあるご質問
Q:導入までのスケジュール感。
A:初回商談からコミュニティ開設までに、 1~3ヶ月間ほど。

Q:費用は?
A:カスタマイズの内容により、 費用が異なる。予算に応じた相談が可能。

Q:NFTソリューションとは、 具体的にどのようなことができる?
A:キャンペーン参加の報酬として「NFTトレカ」を発行したり、 それをゲーム内のアイテムとして利用する体験を提供することが可能。今後は、 NFTを活用したリアルイベントとの連動(NFTチケット、 QRコードからのNFT受け取り等)や、 ファンペイメント(日常の支払いにおけるIP独自のQR決済)など、 ゲーム外でもファンを楽しませる仕組みを随時導入していく予定。 また、 新たなNFTソリューションを共同開発することもできる。