ブロックチェーンのEnjin、Unbound Financeへ投資 時期NFTパラチェーン「Efinity」の流動性を高めるのが狙い



Enjinは、6月23日、分散型金融(DeFi)「Unbound Finance」への投資を実施したと発表した。

理由はPolkadot上に構築されたEnjinの次期NFTパラチェーンであるEfinityの流動性を高めるためとしている。

この動きは、先日Unboundが、TechCrunchの創設者であるMichael Arrington氏や、Pantera Capitalをはじめとする、多くの大手ベンチャーキャピタルから580万ドルの投資を受けたことを発表した後に実施したという。

「Unboundは、イールドファーマーが担保をUNDに変え、そのUNDをEfinityで利用できるようにするという革新的なレンディングの形を追求している。Unboundと協力することで、Efinityの持続的な流動性を確保し、DeFi参加者がEnjinの成長するNFTエコシステムの中で、機会をより享受できるようになる。」
ーMaxim Blagov / Enjin CEO

「我々は、UNDを市場で最も分散化されたステーブルコインの一つとなるよう構築した。強力なファンダメンタルズにより、Efinityのユーザーは、高速でボーダレスなステーブルコインの恩恵を受けることができ、それは素晴らしいフィアットの切り替えブリッジとして機能する。UNDはまた、Unbound Financeを通じてDeFiのベネフィットを開放する。」
ーTarun Jaswani / Unbound Finance 創業者 兼 CEO

Unbound Financeを通じて、イールドファーマーは、例えばUniswapに流動性を提供することで生まれた、流動性プールトークンをUnboundのプラットフォーム上で担保として使用し、ステーブルコインであるUNDを得ることができる。このUNDは、Efinityネットワーク上のNFTの購入で使用可能となる。

UNDを開発したUnboundは、Uniswap、PancakeSwap、SushiSwap、Balancerなど、12のAMM(自動マーケットメーカー)プラットフォームとすでに連携している。

Enjinは、Unboundの立ち上げ時から協力しており、UNDは、Enjinが今後展開するクロスチェーンネットワークであるEfinityの最初のステーブルコインの一つとなる予定で、あらゆるブロックチェーンからのNFTをサポートする。 

Unboundの主な特徴は以下の通り:
・清算不要の流動性供給システム
・アセット発行時に作られる無負債のポジション
・非中央集権的ステーブルコインUND、及びuETHのような他の合成資産 
・パーミッションレスで、Uniswap、Balancer、MooniswapなどのAMMをサポートするように設計された流動性ロックコントラクト