【ハイカジ道】グローバルギア『なつものがたり』はノスタルジーなストーリーが魅力の謎解きゲーム…広告はほぼ気にならず、あの頃の夏休みに戻れる
スマートフォン端末の機能を活かした直感的な操作方法、説明を必要としない明快さ、老若男女だれもが楽しめる万国共通のルールなど、ゲームの間口を広げるジャンルとして、スマートフォンアプリ市場において注目されているハイパーカジュアルゲーム。
SocialGameInfoでは、各社のハイパーカジュアルゲームにスポットを当てたレビューやインタビューを掲載するコーナー「ハイパーカジュアルゲーム道(ハイカジ道)」を展開している。
第9回は、グローバルギアの『なつものがたり ステージ型なぞ解きストーリー』のレビュー記事をお届けする。
■あの夏の日を思い返しながら謎解きが楽しめる『なつものがたり』
今年も1年の半分が終わり、7月に入った。まだ梅雨は明けていないみたいだが、7月と言ったら夏! 夏と言ったら夏休みである。
社会人の仲間入りを果たしてからは、夏休みは数日あれば万々歳、1週間もらえたら「あれ…これって遠回しの解雇通告か!?」と被害妄想に陥ったりしている。
あ~、やっぱ夏休みを思いっきり楽しめたのは学生時代、とりわけ小学生の頃だけだな。友達とプールに言ったり、花火をしたり、家族で田舎に遊びに行ったり。もう、戻れないあの日の夏……。
そんな事を考えながらハイカジ道のネタを探していたところ、今の筆者の心中を察したようなアプリを見つけた。それが『なつものがたり』だ。
本作は、夏の田舎町を舞台にしたステージ型のなぞ解きゲーム。ショートストーリーを読み進めながら、各ステージに用意されたお題を解決していく。
気になる所をタップするとステージクリアのカギとなるアイテムを獲得できる。スワイプすることでアイテムを使用でき、お題をクリアすれば次のステージに進める、というのがゲームの流れとなる。
気になる所だけでなく、登場人物をタップすると話を聞くことができ、ヒントやアイテムを得られることもあるので、積極的に話しかけるのがクリアのポイントだ。
ステージが進むと、アイテム同士を合体させて使用するなど、徐々にお題のレベルも上がってくる。どうしても謎が解けない、という場合は、画面左上の?ボタンからヒントや解答を見ることも可能だ。
ステージは確認できた範囲で40まで用意されていた。また、追加ストーリーも用意されており、こちらは動画を視聴することで楽しめるようだ。
その他、ストーリーをより深く楽しめるよう、登場人物リストや相関図が用意されているのもうれしい。
プレイした感想だが、筆者もこの年になったこともあるが、かなりノスタルジーな気分を味わえた。ストーリーの続きも気になり、ついついもう1ステージと止め時を逸してしまった。
謎解き要素についても、ただ気になる場所をタップするだけでなく、獲得したアイテムをスワイプで動かしたり、アイテム同士を合成して新たなアイテムを作るなど、謎解きゲームとしても面白さを感じた。
子どもの頃に味わった"あの夏休み"をもう一度体験したい人や、「今年は夏休みをとれないなぁ」という人は、本作で心を浄化してもらいたい。
~『なつものがたり ステージ型なぞ解きストーリー』の魅力~
・ステージ型のなぞ解きが楽しめる
・田舎町を舞台にしたノスタルジックな夏休みのショートストーリー
・ギターやピアノの音楽、自転車のベル、セミの鳴き声など耳でも癒される
~ゲーム内の広告表示(確認できた限りのもの)~
①プレイ中、画面下段にバナー広告(表示されない場合も)
②ステージクリア時に中央にバナー広告
③ヒントや解答、アフターストーリーを見るために動画広告
広告表示について、ステージクリア時に入ることもあるが、個人的にはプレイしていてほぼ気にならないレベルで、ストーリーに没入できた。ヒントやアフターストーリーを見るために動画広告を見なければならないが、必要性があるものなので、煩わしさは感じなかった。
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