
大和証券は、2月3日付けの「STOCK NEWS」で、サイバーエージェント<4751>を取り上げている。
同社は、国内大手ネットメディア企業。ビジネスの特徴は、大手SNS企業に比べてパソコン向けのネットサービスの比重が高い点にある。大和証券では、同社のこうした特徴は、スマートフォンの普及・拡大が顕著な昨今にあってはプラスに働くと見ているという。
スマホは、iモードやEzwebなど専用のネットワークを必要とせず、端末の形状も従来の携帯電話に比べると大きく、表示する情報量も多いため、携帯電話ではなくパソコンに近い。よって、パソコン向けに強い同社のサービスは、スマートフォンと親和性が高いと見ているようだ。会社側も、スマートフォン向けサービスの強化を掲げ、アプリや広告の拡充を進めている。
なお、2010年10-12月期の決算は、34%増収・68%営業増益だった。FXが落ち込む中、Ameba関連やメディア関連、インターネット広告代理事業が順調に伸びた。Ameba事業は、2009年7-9月期に黒字転換した後、利益計上を継続している。ピグに関する課金売上も拡大しているが、内外のスマホ拡大に伴って、同社の利益成長に弾みがつくと考えられる、としている。
大和証券キャピタルマーケットでは、2011年9月期の営業利益について前期比21%増の113億円、2011年9月期は25%増の141億円と予想している。会社側の2011年9月期の営業利益予想は、17.8%増の110億円となっている。