coly、第3四半期(2~10月)決算は売上高31%増、5億9600万円の営業赤字を計上 新作『ブレイクマイケース』が業績に寄与も費用先行
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coly<4175>は、12月13日、2025年1月期の第3四半期累計(2~10月)の決算(非連結)を発表、オリジナルIPの新作タイトル『ブレイクマイケース』を2024年5月9日にリリースしたことで、大幅な増収を達成した。
一方で、『ブレイクマイケース』リリース前後で広告宣伝費を大きく投入したことや、大手エンターテインメント企業との協業案件の費用が先行したことにより、各利益項目とも赤字計上が続いた。
売上高43億100万円(前期比31.0%増)
営業損益5億9600万円の赤字(前期8億9800万円の赤字)
経常損益5億9100万円の赤字(同8億9700万円の赤字)
最終損益6億2600万円の赤字(同8億9900万円の赤字)・モバイルオンラインゲーム事業
オリジナルIPの新作タイトル『ブレイクマイケース』を5月9日にリリースし、想定以上の反響を得た結果、売上高は前年同期を上回った。現在、ユーザーからの意見を反映させながら運営を実施しており、ゲーム内イベントも順調に推移している。多くの期待を集めているメインストーリーの続編についても、第4四半期に開催のハーフアニバーサリーでの配信に向けて、全編フルボイスでの準備を進めた。『スタンドマイヒーローズ』については、9月に8周年を迎え各種施策を展開した。また10周年を見据えた今後の展開を発表した。『魔法使いの約束』については、各種ゲーム内イベントを実施する中、第4四半期に迎える5周年に向けて準備を進めた。
引き続き、各IPにおいてユーザーにとって魅力のある運営を実施しながら、舞台やキャストイベントなどのリアルイベントやメディア、グッズなどを絡めつつ、ゲームだけでなくIPとしての成長を目指していく。また、同時に新たなIPの創出・新たなゲームの開発を進行し、安定成長のための準備をすすめている。
・メディア事業
各タイトルでグッズの販売が好調に推移したほか、異業種とのコラボレーションによるグッズ展開や、リアルイベントの開催や舞台、「coly cafe! 池袋PARCO店」での期間限定カフェの開催などユーザーとのタッチポイントを創出し、多方面から同社作品に触れる機会を提供し続けた。また、2025年1月にTVアニメを放映予定の『魔法使いの約束』の情報を定期的に発信した。以上の結果、メディア事業の売上高は前年同期を上回った。
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■通期業績予想は引き続き売上高予想のみを開示
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2025年1月期通期の業績予想については、従来予想から変更なく、引き続き売上高予想のみを開示しており、以下のとおり。
売上高65億円(前期比28.3%増)
※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。四半期ベースでは3四半期ぶりの黒字回復となっています。
会社情報
- 会社名
- 株式会社coly(コリー)
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高50億6400万円、営業損益8億1300万円の赤字、経常損益7億9400万円の赤字、最終損益8億3000万円の赤字(2023年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4175