2月4日付の日経産業新聞は、拡張現実(AR)をビジネスに取り入れる動きが広がっている、と報じている。地球の歩き方T&E、TBS-BS、森永の動きを紹介している。
報道によれば、地球の歩き方T&Eは、旅行ガイドソフト「地球の歩き方AR」を配信。「iPhone」のカメラを観光スポットなどに向けると、その名前と写真が表示されるだけでなく、写真を指でたたくとスポットの詳細な情報が表示されるという。昨年8月からパリ、ニューヨーク、サンフランシスコの各都市のソフトを順次発売。
また、BS-TBSは、今年の正月向けに、印刷されたアイドルなどの写真を撮影すると、その人物が新年のあいさつをする動画が視聴できる年賀状を販売。今後は、通販番組の中の商品を撮影すると、より詳しい説明を閲覧できるといった試みも実施する。
そのほか、森永製菓のチョコレート菓子「カレ・ド・ショコラ」では、Android搭載スマートフォンで撮影すると、バレンタインデーにちなんだドラマが視聴できるとのこと。ドラマの制作は、BS-TBS。森永はARという「おまけ」をつけることで商品の魅力を高め、BS-TBSは森永から収入を得る。