サイバーエージェント、第3四半期のネット広告事業はQonQで異例の増収 「極予測AI」などAIプロダクト貢献 「他社が追いつけないレベルでは」(藤田社長)
サイバーエージェント<4751>は、この日(7月28日)、第3四半期の決算説明会で、ネット広告事業の売上高が前四半期比(QonQ)で1.5%増の818億5400万円と過去最高を更新したことを明らかにした。QonQで増収となるのは非常に珍しい。
同社のネット広告事業は、3月期末の広告予算の消化もあって第2四半期に売上を伸ばした後、新年度スタートということもあり、第3四半期にQonQで落ちことが通例だった。
藤田社長は、「4~6月はQonQで落ち込むのが通例だ。その意味で勢いが感じられる決算だった」と振り返った。そして、新型コロナで広告を控えていた時期から回復基調にあるという。
好調の要因として、AI技術を活用したプロダクト「極予測AI」の存在をあげた。広告主の80%以上が導入しているそうで、広告主はAIで予測しながら広告効果を上げているとのこと。
「極予測AI」と「極予測TD」を皮切りに「極予測AI人間」や「極予測LED」など新しいサービスを続々と出している状況で、「いまや他社が追いつけないレベルになっているのではないか」と自信を示した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751