カプコン、第1四半期(4~6月)決算は売上高、利益ともに倍増 全世界で450万本出荷の『バイオハザード ヴィレッジ』が寄与 リピート販売も好調

  • カプコン<9697>は、7月29日、2022年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、5月に発売した「バイオハザード」シリーズの最新作『バイオハザード ヴィレッジ』が全世界で450万本を出荷するなど順調に推移したこともあり、大幅増収増益を達成した。

    売上高484億2300万円(前年同期比104.1%増)
    営業利益236億400万円(同120.4%増)
    経常利益238億9900万円(同125.0%増)
    最終利益173億4000万円(同121.9%増)

    各セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①デジタルコンテンツ事業…売上高439億1800万円(前年同期比104.5%増)、営業利益244億5500万円(同107.2%)
    「バイオハザード」シリーズの最新作『バイオハザード ヴィレッジ』(PS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC用)を5月に発売し、全世界で450万本を出荷するなど順調に推移した。加えて、前期末に新作としてNintendo Switch向けに発売した『モンスターハンターライズ』も、引き続き根強い人気により販売本数を伸ばした。

    また、6月にオンラインイベントとして開催された「E3 2021」において、今期の主力タイトルやeスポーツへの取組みなどを紹介し、IPの認知拡大と新たなファン層の獲得を図った。

    さらに、上記タイトルの投入なども誘因となり、過去のシリーズ作などを中心としたリピートタイトルの販売が好調に推移した。これにより、採算性の高いデジタル販売本数が大幅に増加し、総販売本数は1330万本と前年同期920万本を大きく上回り、収益向上のけん引役を果たした。

    モバイルコンテンツにおいては、同社主力IPを用いたライセンス収益が利益に貢献した。

    ②アミューズメント施設事業…売上高23億8900万円(同101.7%増)、営業損益6300万円の赤字(前年同期5億5400万円の赤字)
    国内での3度目の緊急事態宣言に伴い、一部店舗において休業および時短営業を余儀なくされたものの、集客が回復したことにより、前年同期比で増収となった。また、最新のキャラクターグッズなどのカプセルトイを含めた新しい集客展開を図った。

    第1四半期において、6月に「プラサカプコン ミッテン府中店」(東京都)をオープンするとともに、5月に1店舗を閉鎖し、施設数は前期末と同じく41店舗となった。

    ③アミューズメント機器事業…売上高12億8200万円(同606.1%増)、営業利益2億4300万円(同242.2%増)
    今後、新規則の適用による新台入替の需要の喚起が期待される環境の中、新機種「百花繚乱 サムライガールズ」を発売するとともに、前期に投入した「バイオハザード7 レジデント イービル」のリピート販売が収益を下支えした。

    ④その他事業…売上高8億3200万円(同5.4%減)、営業利益4億8200万円(同5.6%減)
    その他事業は、同社タイトルのブランド価値向上に向け、グローバルでの主力IPを活用したキャラクターグッズなどの販売拡大に注力した。

    また、eスポーツにおいては、「CAPCOM Pro Tour Online 2021」について4月の日本大会を皮切りに、世界19地域を対象にオンラインで実施するほか、「Intel World Open」において『ストリートファイターⅤ』の予選大会が6月より開始、決勝大会は7月に開催されるなど、グローバル規模でのユーザー層の裾野拡大に向けた施策を推進した。

    ■2022年3月期通期予想は変更なし
    なお、2022年3月期通期の業績予想は、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高1000億円(前期比4.9%増)
    営業利益420億円(同21.4%増)
    経常利益420億円(同20.5%増)
    最終利益300億円(同20.4%増)

株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役社長 最高執行責任者 (COO) 辻本 春弘
決算期
3月
直近業績
売上高953億800万円、営業利益345億9600万円、経常利益348億4500万円、最終利益249億2300万円(2021年3月期)
上場区分
東証一部
証券コード
9697
企業データを見る