「モバ7」で知られるバタフライが解散 gloopsに続きソーシャルゲーム黎明期を支えた会社がまた1社...

 

 

セガサミーグループのモバイルゲーム会社のバタフライが解散したことがわかった。7月31日開催の株主総会で決議したとのこと。先にgloopsが解散したが(関連記事)、モバイルソーシャルゲームの黎明期を支えた会社がまた1社、姿を消した。本日(8月10日)付けの「官報」に掲載された「決算公告」で判明した。コーポレートサイトもアクセスできなくなっている。

同社は、サクセスのモバイル事業を分社化して「​サクセスネットワークス」として2007年2月に設立された。2009年1月より「Mobage」内でパチンコ・パチスロポータル「モバ7」を提供し大ヒット。2010年11月に現在の社名に変更した。

それと平行して、2010年7月にディー・エヌ・エー(DeNA)と資本提携を行い、コーエーテクモホールディングス、ディーツーコミュニケーションズ、リクルートとも資本提携を行った。

この頃は株式上場も検討していたようだ。当時の北村勝利社長が会社の戦略や資本政策も含めて、編集長に非常に詳細に語ってくれたものだが、あまりにも赤裸々すぎてインタビュー記事がボツになったことがあった。

その後、2013年2月、サミーネットワークスがバタフライの発行済株式の75.8%を取得し子会社化し、セガサミーグループに入った。しかし、「モバ7」はプラットフォーム衰退の影響を避けられず、今年3月31日をもってサービスを終了し、今回の決定となった。

 

 

株式会社バタフライ

会社情報

会社名
株式会社バタフライ
設立
2007年2月
企業データを見る