ジーアールドライブ、子会社gloops(グループス)を吸収合併 ヒット作を多数輩出も gloopsは解散へ

ジーアールドライブが、子会社のgloops(グループス)の権利義務を引き継ぎ、吸収合併することがわかった。本日(7月21日)付の「官報」に掲載された「合併広告」で判明した。gloopsは解散することになる。

gloopsは、モバイルゲーム会社で、『大戦乱!!三国志バトル』や『大連携!!オーディンバトル』『大熱狂プロ野球カード』『スカイロック』など多数のヒット作を輩出した。

その後、「Mobage」プラットフォーム上でソーシャルゲームを提供して業績を伸ばし、2012年6月期には売上高237億円、営業利益58億円を計上した。

その後、2012年10月、創業者らがネクソンに全株式を365億円で売却。ネクソングループとの協業で業績拡大を目指したものの、モバイルゲームの主戦場がアプリに移るなか、ヒット作を生み出せずに苦戦し、業績を悪化させていった。

ジーアールドライブは、コンシューマゲームやスマートフォン用アプリの3DCGの制作を行っており、2020年2月にネクソンよりgloopsの株式を1円で取得して子会社化した。

 


なお、2020年6月期の決算公告が開示されており、gloopsの最終利益が13億5300万円だった。売却前には債務超過となっており、ゲームの売却やネクソンなどから債務免除などを受けたためとみられる。
 
株式会社gloops
http://gloops.com/

会社情報

会社名
株式会社gloops
設立
2005年8月
代表者
李 仁
決算期
12月
上場区分
非上場
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